東京・早稲田大学演劇博物館で8月6日まで開催された特別展「別役実のつくりかた──幻の処女戯曲からそよそよ族へ」では、昨年死去した別役の新資料が公開された。そこで紹介されたのが、幻の第1作と言われる「ホクロ・ソーセーヂ」の自筆原稿だ。
今回は、特別展「別役実のつくりかた──幻の処女戯曲からそよそよ族へ」オンライン企画と題し、「ホクロ・ソーセーヂ」をテーマにした動画を2本公開する。
「柄本明、『ホクロ・ソーセーヂ』を読む」では柄本が「ホクロ・ソーセーヂ」前半部分を朗読。インタビューでは別役との思い出や出会ったときの印象について答えた。「平田オリザ、別役実を語る」では、別役と親交の深かった平田が、別役作品の魅力を語る。日本劇作家協会の創設、別役の素顔が垣間見えるインタビューは必見だ。
動画の公開は早稲田大学演劇博物館の公式サイトにて、9月上旬を予定。なお、特別展は終了したが、「ホクロ・ソーセーヂ」全文が採録された展覧会図録が発売されている。
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ステージナタリー @stage_natalie
柄本明と平田オリザが別役実「ホクロ・ソーセーヂ」を読む、語る
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