ミュージカル「ソーホー・シンダーズ」が、11月から12月にかけて埼玉・愛知・山口・香川・大阪・神奈川・東京で上演される。
2019年に日本初演された本作は、イギリス・ロンドンの街ソーホーを舞台に、主人公の青年・ロビーと彼の恋人で市長選の候補者であるジェイムズが巻き起こす“現代版シンデレラボーイ・ミュージカル”。初演に続き、演出を
再演に向け、元吉は「新たな気持ちで戯曲と、魅力的な音楽たちと向き合って、新たなワークオブアートを立ち上げて行きたいと思います。ランドリーのように回り続ける街、声を挙げる街ソーホーのシンデレラたちにどうか会いに来てくださいませ」とコメント。
また林は「再演が決まった時はとにかく嬉しくて、前回の台本を読み返したり曲を聴いたりと、気分はもう『ソーホー・シンダーズ』でした」「前回の上演の時はミュージカル経験も少なく、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに助けられながらなんとかやり切ったという感じなので、今回は成長した姿も見せられたら」と意気込みを述べ、松岡は「キラキラと光り輝くものを創り上げるには、その裏にあるくすみや傷に対峙することがあるからこその明るい未来だと思っているので、それを今回の再演を観る方々にも感じて欲しいと意気込んでいます」と思いを語った。
「ソーホー・シンダーズ」は、11月3日に埼玉・東松山市民文化センターで行われるプレビュー公演を皮切りに、5日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、7日に山口・山口市民会館 大ホール、9日に香川・レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール、13・14日に大阪・枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール、20日に神奈川・やまと芸術文化ホール メインホール、11月25日から12月12日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。チケットの一般販売は9月12日にスタート。
元吉庸泰コメント
再びオールドコンプトン通りを訪れることができること、とても幸せに思います。ロビーたち愛すべきソーホーの住人たちと、どんな魔法をこの街に創造することができるのか。お稽古が始まるのが楽しみでなりません。
林くん、充さんの二人が繊細に紡いで下さったロビーとジェイムズの距離感、重なる手。目まぐるしく回るランドリーのように、出演者全員で考え、組み上げたシーンワーク(だってアンサンブルキャストをゼロでやることになるなんて!)。初演の思い出は尽きませんが、再演となった今回は新たな気持ちで戯曲と、魅力的な音楽たちと向き合って、新たなワークオブアートを立ち上げて行きたいと思います。
ランドリーのように回り続ける街、声を挙げる街ソーホーのシンデレラたちにどうか会いに来てくださいませ。
林翔太コメント
ミュージカル「ソーホー・シンダーズ」で主演を務めさせていただきます、林翔太です。
再演が決まった時はとにかく嬉しくて、前回の台本を読み返したり曲を聴いたりと、気分はもう「ソーホー・シンダーズ」でした。
皆さんも好きな作品だと思うので、待望の再演という感じでとても嬉しいです。
前回の上演の時はミュージカル経験も少なく、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに助けられながらなんとかやり切ったという感じなので、今回は成長した姿も見せられたらと思います。
演出の元吉さんとは三度目のお仕事なのですが、役者一人一人と心から向き合ってくださる方で、とても安心感があり信頼しています。今回もすごく楽しみです。またロビーを演じることができるんだ!とすでにワクワクしています。
前回観た方も今回初めて観られる方も「ソーホー・シンダーズ」の世界を楽しんでいただけたらと思います! ぜひ劇場にお越しください!
松岡充コメント
2019年初演の千秋楽、「絶対また再演で会おうね!」とキャスト・スタッフの皆と約束してましたが、2020年春、あの頃誰も想像もしていなかったコロナの脅威に直面し、この作品だけでなく全てのエンターテイメントにおいて有人観客での上演は難しいのではないかと思っていたところでの再演が決定し、いち表現者としてとてもとても未来が明るく開けるように感じたのを記憶しています。
この作品のタイトルとなっている「SOHO CINDERS」は、和訳すると「英国ロンドンのシンデレラストーリー」つまり、男性版シンデレラ物語ということになります。
今はまだ「マイノリティ」と表現されてしまいますが、僕はこのワードのイメージがあまり好きではなく、さらにはこのワードへの印象として少なからず含まれるであろう「ネガティブ」な感情も好きではありません。というのは、そもそも人は生まれ持って個であり、一人一人違ってのことなのに、たった一つのチープな価値観でまとめ、マイノリティ(少数派)と呼ぶことに抵抗を感じています。自分以外の誰かと、時間や物質や経験を共有することによって、それまで知らなかった新たな発見からの喜びや悲しみなどの感情を得て、人生は彩りを増していくものと理解しています。
その観点からすると、この作品の登場人物の人生が、ただ特異なものという事ではなく、現代を生きる人々、それぞれにフィットするであろう場面やメッセージがある作品だと思っています。
それを演技や演出でもっと身近に感じてもらえる様に表現できないかと想いを込めて、この再演でまた新たな「SOHO CINDERS」を創りたいと思っています。
ポジティブな事以外は全てネガティブか?
僕には、それらがすべて後ろ向きではないと思えます。
一瞬、後ろ向きな発言や行動に思えることも、次に進むための大きなステップへの前段階として一歩後退していることだってあるはず。
キラキラと光り輝くものを創り上げるには、その裏にあるくすみや傷に対峙することがあるからこその明るい未来だと思っているので、それを今回の再演を観る方々にも感じて欲しいと意気込んでいます。
今作を観劇された方の「明日からまた一生懸命生きるぞ」と思えるパワーに繋げるために、僕達が演じる役柄のマイノリティ(違和感のある表現であるが)な部分=痛みや傷があるけどそれは幸せへのアプローチなんだということを表現できればと。
コロナ禍での上演、<未来への希望>を身体いっぱい、心いっぱいに感じてもらえる作品にしたいと思っています。
ミュージカル「ソーホー・シンダーズ」
2021年11月3日(水・祝)※プレビュー公演
埼玉県 東松山市民文化センター
2021年11月5日(金)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2021年11月7日(日)
山口県 山口市民会館 大ホール
2021年11月9日(火)
香川県 レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール
2021年11月13日(土)・14日(日)
大阪府 枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール
2021年11月20日(土)
神奈川県 やまと芸術文化ホール メインホール
2021年11月25日(木)~12月12日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
音楽:ジョージ・スタイルズ
歌詞:アンソニー・ドリュー
脚本:アンソニー・ドリュー&エリオット・デイヴィス
翻訳・訳詞:高橋亜子
演出:
音楽監督:大嶋吾郎
振付:
キャスト
ロビー:
ジェイムズ・プリンス:
ウィリアム・ジョージ:
マリリン・プラット:
サーシャ:
ヴェルクロ:
クローダ:
ダナ:
サイドサドル:
ベリンガム卿:
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