青年団「銀河鉄道の夜」特別公演、平田オリザ「新しい大学の旅立ちの門出となれば」

青年団「銀河鉄道の夜」が、4月16日から18日まで兵庫・江原河畔劇場で上演される。

平田オリザが宮沢賢治の小説を原作に手がけた「銀河鉄道の夜」は、青年団のレパートリー作品。劇中では、主人公・ジョバンニが、親友のカンパネルラと“本当の幸せ”を求めて、さまざまな星座を旅する物語が描かれる。

上演に向けて、平田は「この『銀河鉄道の夜』は、10年前、東日本大震災の年にフランスの子供たちのために仏語版が創られ、その後日本語版を制作、小説『幕が上がる』の背景ともなった作品です。江原河畔劇場では昨年に引き続きの上演です。今年は、芸術文化観光専門職大学の開学を記念しての特別公演となります。新しい大学の旅立ちの門出となれば」とコメントした。

出演者には菊池佳南、南風盛もえ、福田倫子、知念史麻、高橋智子が名を連ねた。上演時間は約1時間。なお本公演では、大学生以下の観劇が無料となる。