ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」の取材会が、去る3月9日に東京・スヌーピーミュージアムで行われた。
1967年にアメリカで初演された本作は、チャールズ・M・シュルツのマンガ「ピーナッツ」を原作としたミュージカル。今回の上演では、2017年版に続き、
取材会にはキャストより、
続く岡宮は、自身が演じるライナスとの共通点について「ギリギリ絞りだして、顔がかわいいところくらい(笑)」と笑いを誘い、「ライナスの魅力は、カボチャの大王を信じていたり、毛布が手放せなかったりする幼い部分と、頭が良くて知的で哲学者であるというギャップ。そこがすごく愛らしい。全身全霊で取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
口うるさい“ガミガミ屋”のルーシー役を務める宮澤は「ルーシーがみんなから嫌われず愛されているのは、何事にも一生懸命で、彼女なりの愛がたくさんあるから。たまに人を傷付けちゃうけれど、嫌味があって言っているのではない」とキャラクターを分析し、「世界的に大変な時期ですが、この作品を観ている2時間少々の間は、嫌なことを忘れさせる自信がある、そんな素敵な作品です」とアピールした。
チャーリー・ブラウンの妹サリーに扮する林は「コミックから飛び出してきたようなキャラクターたちが歌って踊る、楽しいミュージカルです。私も天真らんまんな“ガキンチョ”であるサリーになるために、Instagramで『#6歳女子』や『#6thBirthday』と検索し、6歳の女の子を観察するのがマイブーム」と自分なりの役作りの方法を明かす。また、天才音楽少年シュローダー役を担う植原は「自分はシュローダーのようにピアノは弾けないのですが、幼少期から音楽が好きで、音楽と隣り合わせの生活をしていたのは同じ。音楽を通して喜びを伝えるシーンもあるので、楽しく表現できたら」とコメントした。
2017年公演からスヌーピー役を続投する中川は「ほえたり、その延長線上で歌ったり、ステップを踏んだり、大活躍のスヌーピーですが、それを役者として体現できるというのは、とてもうれしいこと。4年前のシアタークリエ版初演を経て、僕以外は新キャストになります」と初演時を回想しながらあいさつ。稽古初日に演出の小林から「思いやりをもって、みんなでこの作品を一緒に作っていってほしい」という言葉をもらったと振り返る中川は、「4年前の経験を礎に、新たに今年生まれるこのメンバーだからこその『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』の魅力が伝わっていくのではと思いました。お客様も一緒に盛り上げ、僕たちと一緒にこの作品を作っていってください」とメッセージを送った。
公演は3月30日から4月11日まで東京・シアタークリエで行われ、その後、大阪、愛知、長野を巡演する。
ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」
2021年3月30日(火)~4月11日(日)
東京都 シアタークリエ
2021年4月15日(木)~18日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2021年4月20日(火)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2021年4月23日(金)
長野県 長野市芸術館 メインホール
原作:チャールズ・M・シュルツ著 コミック「ピーナッツ」より
脚本・音楽・詞:クラーク・ゲスナー
追加脚本:マイケル・メイヤー
追加音楽・詞:アンドリュー・リッパ
訳詞・演出:
キャスト
チャーリー・ブラウン:
ライナス:
ルーシー:
サリー:
シュローダー:
スヌーピー:
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