PARCO PRODUCE 2021「ピサロ」が5月15日から6月6日まで、東京・PARCO劇場で上演される。
「ピサロ」は昨年3・4月に、PARCO劇場オープニング・シリーズ第1弾として登場した作品。当初は全45回の公演が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で多くの公演が中止となり、わずか10回のみの上演となった。このたび、同作がアンコール公演として帰ってくる。
タイトルロールに扮するのは、1985年の日本初演版でインカ帝国の王・アタウアルパを演じた
渡辺謙 コメント
昨年出演させて頂いた「ピサロ」、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、残念ながら10回の公演をもって中止となってしまいました。その後、すぐに必ずリベンジ公演するぞと皆と話しておりました。念願が叶い、再びこの難敵と向かい合う機会を得ました。ウィル・タケットのダイナミックな演出の舞台を是非ご覧下さい。
宮沢氷魚 コメント
新型コロナウィルスの影響で残念ながら10回で幕を下ろした「ピサロ」が一年の時を経て再び上演されることを大変嬉しく思います。
再演できる奇跡とまた舞台の上に立てる喜びを噛み締めながら毎公演頑張ります。沢山の困難を乗り越え、パワーアップしたこの作品をぜひ観に来て下さい。
ウィル・タケット コメント
昨年、新生PARCO劇場のオープニングを飾った「ピサロ」が今回再演に至り、東京に再訪できることを大変嬉しく思っています。多くの方々にとって困難な一年ではありましたが、演劇が、観客の皆様へもたらす力を、パルコのような製作者が信じ続けているということに、私は大いに勇気づけられました。この作品の為に、またあの多くの出演者たちが結集し、創作を共にできるかと思うと、興奮を抑えきれません。寛大で、素晴らしい俳優である渡辺謙氏が見せる、驚異的なピサロの演技は、皆を触発しますし、共演者も卓越したパフォーマンスを見せてくれます。そういった優れた俳優の方々の演出を、また務めさせて頂くことを、大きな誇りに思いますし、前回の上演時の経験からも、今回は、皆が、さらなる深みへと到達し、ピーター・シェーファーの素晴らしい戯曲の持つ力を引き出し、共鳴させてくれると信じています。この作品を、前回よりもさらに多くの観客の皆様に、美しいPARCO劇場でご覧頂けることを、楽しみにしています。視覚的な驚異をも伴う、大きな旅路の物語の中、演者達ひとりひとりが、人間の魂の持つ強さや脆さを、鮮烈に描き出してくれることでしょう。
PARCO PRODUCE 2021「ピサロ」
2021年5月15日(土)~6月6日(日)
東京都 PARCO劇場
作:ピーター・シェーファー(原題「The Royal Hunt of The Sun」)
翻訳:
演出:ウィル・タケット
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