27路線が魅せる「鉄ミュ」出発進行！永山たかし「“新幹線チーム感”が見える」

「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』4～九州遠征異常あり～」が、昨日2月14日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。

本作は、青春によるマンガ「青春-AOHARU-鉄道」のミュージカル化作品第4弾。当初は昨年7・8月に上演が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止になり、今回はその延期公演となる。脚本・演出を川尻恵太が手がける本作には全27路線が登場。出演者には東海道新幹線役の永山たかしをはじめ、銀座線・常磐線役のKIMERU、高崎線・都営三田線役の郷本直也、秩父鉄道・都営浅草線役の森山栄治らのほか、滝川英治から山陽新幹線役を引き継いだ八神蓮も名を連ねた。

永山は「見どころは東海道新幹線として君臨している事……なのですが、絶対王者だった東海道新幹線が因縁の九州新幹線との対峙で『異常あり』です（笑）。今までとは違う東海道新幹線の喜怒哀楽をお見せすることができると思います。そして手綱を引いてくれる存在である山陽新幹線が居てくれる事で、遠慮なく突っ走れます。これまで以上に“新幹線チーム感”が見えるのではないかと思っています」と作品の魅力をアピール。「2015年から運行を開始し、色々な歴史を積み重ね、愛に育てていただき、沢山の想いを乗せて、ここまでやってきました。皆様、それぞれ事情はあるかと思いますが、どこにいても、どなたにも、届くような公演に、運行に、いたします。さあ、出発、進行」とメッセージを送る。

また初参加の八神は「カンパニーで印象的だったのは、稽古前にZoom会議をした時のことです。一通り稽古場の説明を受けた後、『ヨガマットは持参して良いのか？』という話になり、その話を10分くらいしていました。年齢層が高いメンバーだからこその会話だと思ってしまいました（笑）」と裏話を披露し、「いろいろと大変な時期ではありますが、公演中の時間だけは『鉄ミュ』の世界観を存分にお楽しみいただけたらうれしいです」とコメントした。

公演は2月28日まで。なお本公演ではシアターコンプレックスでの配信も行われ、昨日の初日公演映像が本日17:00まで視聴可能となっているほか、本日18:00からは7日間の見逃し配信も実施される。また3月13日12:00から19日まで、2月14日公演と27日公演の様子がアーカイブ配信される。視聴料金はいずれも税込3700円。

さらに本作のBlu-ray / DVDが6月23日に発売される。初回数量限定版には本公演のライブ音源を使用したCDが付属し、期間限定予約特典として各路線のステージショットブロマイド全27種セットが用意された。詳細は公式サイトで確認を。