メイシアター×BSP「近代能楽集」開幕、赤星マサノリ「好奇心にかられ興味深く挑める」

メイシアター×BSP（ブルーシャトルプロデュース）「近代能楽集より『卒塔婆小町』『邯鄲』『葵上』」が、昨日1月28日に大阪・吹田市文化会館メイシアター 小ホールで開幕した。

これは吹田市文化会館メイシアターの開館35周年を記念して開催される公演。三島由紀夫の「近代能楽集」より、「卒塔婆小町」「邯鄲」「葵上」が大塚雅史の演出で立ち上げられる。

「卒塔婆小町」で老婆役を務める赤星マサノリは「初BSP、久々の大塚演出とても楽しみです。戯曲、近代能楽集は好奇心にかられ興味深く作品に挑む事ができています」とコメント。「卒塔婆小町」で詩人役、「葵上」で若林光役を演じる石田直也は「稽古をするにつれて、この作品の奥深さ、面白さを再発見していく楽しさがあり、それを自分らしく、詩人と若林光として舞台上で生きられたらと思っています」と思いを述べる。

「邯鄲」で次郎役、「卒塔婆小町」で巡査役を務める中内天摩は「人間の欲深さだったり、愛おしさを作品を通して感じていただければ幸いです」、「邯鄲」で美女役、「葵上」で看護婦役を演じる北村沙羅は「今までに取り組んだことのないような役柄に挑戦させていただいているので、皆様に見ていただけると思うととても嬉しいです。どのセリフも心に残り本当に素敵な作品だなと日々感じています」と語った。公演は1月31日まで。

赤星マサノリ コメント

初BSP、久々の大塚演出とても楽しみです。戯曲、近代能楽集は好奇心にかられ興味深く作品に挑む事ができています。出演する卒塔婆小町では「見るもいまわしき乞食の老婆」を演じます。大塚さんからのお言葉は「役者の赤星は意地悪やからね」。思い当たる節はある。それが演劇の面白みでもあり老婆にも重なる部分に。嬉しいそのお言葉はもっと意地悪な老婆で共演者の石田くんとお客さんを引っ掻き回せと。ひひひ。とても楽しみです。

石田直也 コメント

今回、近代能楽集に出演させていただくにあたり、何度も上演されてきたこの作品に挑むのは期待と不安の入り混じった気持ちでした。

稽古をするにつれて、この作品の奥深さ、面白さを再発見していく楽しさがあり、それを自分らしく、詩人と若林光として舞台上で生きられたらと思っています。

このようなご時世ですが、劇場に足を運んでくださるお客様、そして、応援してくださるお客様、舞台に立てることに精一杯のありがとうをこめて。

中内天摩 コメント

昨今の状況下において舞台に立たせていただける事を心から感謝します。

この「近代能楽集」は共に自分自身も成長させてくれるような作品です。人間の欲深さだったり、愛おしさを作品を通して感じていただければ幸いです。

北村沙羅 コメント

この作品に出演することが決まった時からずっとワクワクが止まりませんでした。役者として沢山成長するんだと決意し日々稽古に励みました。今までに取り組んだことのないような役柄に挑戦させていただいているので、皆様に見ていただけると思うととても嬉しいです。どのセリフも心に残り本当に素敵な作品だなと日々感じています。そんな素敵な作品を無事千穐楽まで届けられるよう丁寧に挑みたいです。