3月から4月にかけて上演される「未来記の番人」の制作発表記者会見が、昨日1月22日に東京都内で行われた。会見には主演の
本公演は、築山桂の時代小説「未来記の番人」を原作に、
会見では原作の築山桂のコメントも公開され、築山は「主演の戸塚祥太さんの、眼光鋭く刀を構える姿を一目見て、魅力あふれる千里丸がステージ上に生まれることを確信しました。千里丸や紅羽、士郎左や巽たちの生きる『未来記の番人』の世界が劇場に現れる日が、今から待ち遠しいです」と期待を寄せた。
記者からそれぞれの役どころを問われると、戸塚は「自分の足元に敷かれていたレールを走っていくのが千里丸のこれまでの生き方なんですが、物語が進行するにつれて、自分の意志、志を持って生きてこなかったことを自分自身に問いかけます」と自身が演じる千里丸役について分析。松田は「僕が演じる士郎左は、志、強い思いをもって物事を盲信しています。千里丸だって殺しかねないという緊張感を持っている、その強さをどのように表現するかが課題だと思っています」、冨岡は「演じる巽は家族愛が強く、自分の命よりも妹を優先するという役です」「個人的には妹がいたらな、弟がいたらなと思っていましたので、お兄ちゃん役で家族の絆や内に秘めた青い炎を表現できたらと思っています」と続けた。
また本作の見どころの1つである“ダンスカンタービレ”について、戸塚は「台本を読む限り、殺陣のシーンが随所にあるのですが、それと同じくらいダンスでキャラクターの心情や争いなどを表現する部分がちりばめられています。キャスト全員で見せたり、1人で見せたりするシーンが出てくるのではないかと思っています」と説明。そんな座長・戸塚のイメージについて冨岡は「とにかく真っ直ぐで、純粋、ピュアというイメージです。普段はチャーミングな笑顔で、戸塚くんがいるだけでその場が明るくなったり、柔らかい雰囲気になったりとても大好きな先輩です」と信頼を寄せた。
公演は3月12日から21日まで東京・新橋演舞場、27日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、30日に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月3日から11日まで大阪・大阪松竹座にて。チケットは1月31日10:00に発売。
「未来記の番人」
2021年3月12日(金)~21日(日)
東京都 新橋演舞場
2021年3月27日(土)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2021年3月30日(火)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2021年4月3日(土)~11日(日)
大阪府 大阪松竹座
原作:築山桂「未来記の番人」(PHP文芸文庫)
脚本:
演出・振付:神在ひろみ
出演:
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【会見レポート】「未来記の番人」主演の戸塚祥太「お客様の笑顔の源になれるように」
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