平方×ウエンツ×笹本が“元”親友に「メリリー・ウィー・ロール・アロング」

ブロードウェイミュージカル「メリリー・ウィー・ロール・アロング」が、5月17日から31日まで東京・新国立劇場で上演される。

本作は1934年の同名戯曲をもとに、脚本をジョージ・ファース、作曲・作詞をスティーブン・ソンドハイムが手がけたミュージカル。1981年にハロルド・プリンスの演出で初演され、日本では2013年には宮本亞門の演出で上演された。翌2014年には、ウエストエンドの俳優マリア・フリードマンが新演出版を発表し、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。

今回はその新演出版を、日本キャストにより上演。出演者には平方元基、ウエンツ瑛士、笹本玲奈のほか、岸祐二、上口耕平、渚あき、中別府葵、宮原浩暢、中井智彦、井阪郁巳、家塚敦子、三木麻衣子、森加織、昆夏美、今井清隆、朝夏まなとが名を連ねた。

劇中ではブロードウェイのバックステージを舞台に、かつて親友同士だったフランク（平方）、チャーリー（ウエンツ）、メアリー（笹本）の人生が“逆再生”で描かれる。平方は「ウエンツ瑛士さんと笹本玲奈さんは同い年なので、劇中の三人と通じるところもあり、作品にいい影響を与えてくれる予感がしています。きっと素敵なミュージカルを皆様にお届けします！」、ウエンツは「日本全国で危機的状況の中、来年の5月ですが、希望をいただけた事をとても感謝しています。その頃にエンターテイメントを楽しめる状況である事を願うと共に、全力フルパワーでキャスト・スタッフ一同お出迎えする事を誓います」と語る。笹本は、演出のフリードマンがかつてメアリーを演じたことに触れながら「本場ロンドンで活躍されている大女優ということもあり、演出家としてだけでなく、一女優の先輩としても沢山のことを勉強させて頂きたいと思っています」と意気込みを述べている。

なお本作は東京に加え、愛知、大阪でも上演される予定だ。平方、ウエンツ、笹本のコメント全文と、昆、今井、朝夏からのメッセージは下記の通り。

平方元基コメント

沢山の素晴らしい役者さんと一緒にミュージカルがつくれることを嬉しく思っています。特に今回、ウエンツ瑛士さんと笹本玲奈さんは同い年なので、劇中の三人と通じるところもあり、作品にいい影響を与えてくれる予感がしています。きっと素敵なミュージカルを皆様にお届けします！

ウエンツ瑛士コメント

日本全国で危機的状況の中、来年の5月ですが、希望をいただけた事をとても感謝しています。その頃にエンターテイメントを楽しめる状況である事を願うと共に、全力フルパワーでキャスト・スタッフ一同お出迎えする事を誓います。

劇場で皆様に会えますように。

笹本玲奈コメント

平方さんとウエンツさんは今回初めてご一緒させていただくのですが、平方さんはとても存在感のある俳優さんでようやく共演できる事を嬉しく思っています。ウエンツさんは演劇を学ぶためにロンドンに留学されていたとの事で、現地での体験や学んだ事を教えて頂くのが楽しみです。また、今回私が演じるメアリーという役は、演出のマリア・フリードマンさんが実際に演じていた役です。本場ロンドンで活躍されている大女優ということもあり、演出家としてだけでなく、一女優の先輩としても沢山のことを勉強させて頂きたいと思っています。

昆夏美コメント

この作品は現在から過去に逆再生で物語が進んでいくというテイストですので、どう演じるか、お客様にどう見て頂けるのか、今からワクワクしています。自分が演じるベスは1幕と2幕で同じ曲を違う環境で歌い分けるので、表現の変化も研究し、皆様にお届けしたいです。

今井清隆コメント

スティーヴン・ソンドハイムが作曲した作品というのは、長年俳優をやっておりますが初めてで、非常に難解ですが味のある、彼の曲を歌えることを幸せに思います。今勢いに乗っている若手俳優の方々が沢山出演されます。私もそこにいていいんでしょうかと不安になりますが、迷惑かけないように稽古していきたいと思います（笑） 皆様と劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

朝夏まなとコメント

今回私が演じるのは、初挑戦といってもいいぐらい大人の女性です。女優の役も初めてとなりますのでワクワクドキドキしております。素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と、素晴らしい舞台を作りたいです。いろんな初めてとの出会いで、また新しい魅力を出せるように頑張ります。元気にお会いできるの楽しみにしております！