“今の人々へ届けるべき”「ななしのルーシー」に浅丘ルリ子・六角精児・妹尾正文

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朗読劇「ななしのルーシー」が、来年3月5日から7日まで東京・なかの ZERO 大ホールで上演される。

朗読劇「ななしのルーシー」ビジュアル

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これは、リチャード・コネルが1922年に発表した短編小説「A Reputation」を原作とした朗読劇。1941年には同作をもとにしたアメリカ映画「群衆」も公開された。原作では、デマや嘘に惑わされやすい民衆の姿や、“世論”の脅威、もろさなどが描かれている。今回は脚色・演出を星田良子が手がけ、出演者には浅丘ルリ子六角精児妹尾正文が名を連ねた。

映画「群衆」を鑑賞したことがあるという主演の浅丘は、自身が演じる主人公・ルシアに共感しつつ、「この物語がもつメッセージは、今の世の人々へこそ届けるべきではないかと思っています」と語る。また六角も「朗読劇と言えど浅丘ルリ子さんと同じ舞台にじっくりと立つことができるのはとても光栄です。精一杯やらせていただきます」と意気込みを述べた。

なお約1時間の本編のあとには、出演者によるフリートークも実施され、浅丘と、ミュージシャンでもある六角による語らいや歌が披露される。チケットの先行販売は12月3日11:00に、一般販売は来年1月16日10:00にスタート。

浅丘ルリ子コメント

随分前に「ななしのルーシー」と同じ原作から作られた「群衆」という映画を観たことがあります。ゲイリー・クーパー演じる粗野な野球選手が大規模な騒動に巻き込まれるという内容で、戦前に作られた白黒映画ですが、とても面白い映画でした。

今回の台本は、そのゲイリー・クーパーが演じていた役をルシアという女性に置き換え、さらに私にあてて書かれています。繊細でいて強い反骨心の持ち主で、決して自分の信念を曲げないルシアに私は共感しました。この物語がもつメッセージは、今の世の人々へこそ届けるべきではないかと思っています。

六角精児コメント

朗読劇と言えど浅丘ルリ子さんと同じ舞台にじっくりと立つことができるのはとても光栄です。

精一杯やらせていただきます。

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朗読劇「ななしのルーシー」

2021年3月5日(金)~7日(日)
東京都 なかの ZERO 大ホール

原作:リチャード・コネル(「A Reputation」1922年)
脚色・演出:星田良子
出演:浅丘ルリ子六角精児妹尾正文

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※2021年3月3日追記:本公演は新型コロナウイルスの影響で延期になりました。

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