シス・カンパニー公演「あなたの目」が、本日9月22日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。
本公演は、イギリスの劇作家ピーター・シェーファー作による三人芝居「わたしの耳」と「あなたの目」を2作品連続上演する企画の第2弾。9月9日から18日にかけて、マギーが上演台本・演出を手がけた第1弾「わたしの耳」が同劇場で上演され、ウエンツ瑛士、趣里、岩崎う大(かもめんたる)が出演した。
ロンドンの閑静な地区に会計事務所を構えるチャールズ(野間口)のもとに、探偵のジュリアン(八嶋)が訪ねて来る。自由奔放な妻ベリンダ(小林)の素行を疑ったチャールズは、探偵事務所に尾行調査を依頼していて……。
開幕に際し、寺十は「ステイホームで家族と四六時中顔を合わせ、他人とはソーシャルディスタンスにリモート会議。人々の距離について今一度考えさせられる今日この頃にピッタリの作品です。『パブリック・アイ』『第三者の目』、つまり自我を忘れ、神のように『ただ見はるかす事』の出来る探偵が倦怠期の夫婦に素敵な距離感を提案するお話。最後までごゆっくり見て楽しんでやってください」とコメントした。
公演は10月1日まで。なお9月26日14:30開演回および19:00開演回は、Streaming+にてライブ配信される。
寺十吾コメント
ステイホームで家族と四六時中顔を合わせ、他人とはソーシャルディスタンスにリモート会議。
人々の距離について今一度考えさせられる今日この頃にピッタリの作品です。
「パブリック・アイ」「第三者の目」、つまり自我を忘れ、神のように「ただ見はるかす事」の出来る探偵が倦怠期の夫婦に素敵な距離感を提案するお話。最後までごゆっくり見て楽しんでやってください。
小林聡美コメント
日常に流されてつい見過ごしてしまう、大切な人の表情や言葉の意味。それらすべて掬いあげることは難しいけれど、大切な人を真っ直ぐに見つめることのできる八嶋くん演じるジュリアンのような目を持てたらいいなと思います。そんな「あなたの目」に背中を押されて、誰もが勇気をだして新しい一歩が踏み出せたら、どんなに素敵でしょう! 言葉より黙って見つめることでうまくいくのだとすれば、今回の3人は喋りすぎましたね。でも楽しかった!
八嶋智人コメント
このご時世に客席に来て下すった皆様ありがとうございます▼ このご時世だからこそ舞台にいる小林聡美さんと野間口徹くんとスタッフの皆さんありがとうございます▼ 60年前のロンドンを舞台に書かれた戯曲にも関わらず、そしてコロナ禍であるにも関わらず、シニカルにユーモラスに僕らを魅了する物語なのは、時代が劇的に蠢く時に人の心が露呈し、「ディスタンス」ってヤツを目の当たりにするからなのでしょう。今日はそれを楽しんでくださいませ▼
※▼はハートマークが正式表記。
野間口徹コメント
稽古前に読んでいた台本と、寺十さん演出の手にかかった世界は全く違いました。人間を知っている人と知らない人でこんなにも違うのか!? なんて浅はかだったのか、、、と思ったほど。とにかく普段からあまり声を荒げない人間なので、チャールズの怒りに向き合うのに苦労しましたが、じっくりと稽古を重ねて精度を上げてきました。
オトナな3人の心の機微を、舞台上で細やかに丁寧に表現したいと思っています。
シス・カンパニー公演「あなたの目」
2020年9月22日(火・祝)~10月1日(木)
東京都 新国立劇場 小劇場
作:ピーター・シェーファー
上演台本・演出:
出演:
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八嶋智人 @meganeouji840
はい❤️こんなんです👍明日からも進化・深化します❤️
【公演レポート】3人の男女が織りなすビターなコメディ、シス・カンパニー「あなたの目」開幕(コメントあり) https://t.co/ELRuhrNzEn