台湾・日本・香港のクリエイターが立ち上げる、亜細亜の骨「食用人間」

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亜細亜の骨 超空想科学奇譚「食用人間~トリコジカケの中華料理~」が、7月27日から8月2日に東京・ウエストエンドスタジオにて上演される。

亜細亜の骨 超空想科学奇譚「食用人間~トリコジカケの中華料理~」チラシ表

亜細亜の骨 超空想科学奇譚「食用人間~トリコジカケの中華料理~」チラシ表

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これは、台湾の作家・林孟寰のSF演劇を、香港・台湾のクリエイターと共に、日本で上演する企画。演出を亜細亜の骨主宰のE-RUNが手がけ、美術・衣装を香港のバッカス・リー、作曲を台湾のレイ・ションが担当。出演者には井上裕朗、スタジオライフの奥田努、柿喰う客の深谷由梨香松田将希、そして台湾の周浚鵬が名を連ねた。

「食用人間」の舞台は、人類の文明が崩壊した未来。巨大な監獄シティーアイランドに暮らす一家を描く。なお本公演では公演期間中、本番映像のライブ配信を予定。詳細は後日、亜細亜の骨公式サイトにて発表される。

E-RUN コメント

2015年に林孟寰が「SF演劇」に挑戦して書いた「食用人間」を上演します。企画の段では「壁の中に閉じ込められている人間達」という漫画やアニメを彷彿させるようなSFだと思っていたのですが、まさかオリンピックイヤーの2020年に世界は新型コロナウイルスに侵され、ステイホーム時代が本当に到来。

外出を控える人々のフェイスブックやインスタグラムに上がっているのは、毎日の料理の写真、お散歩途中の花の写真、今日作った手芸作品の写真、そしてコロナ収束を願って演奏される家族や音楽家たちの歌声。巣籠もると結局人間に残るのは「食欲」「運動」「芸術(趣味)」だなと。

水際対策で世界のほとんどの国が孤立した今、一体、どちらが壁の中で、どちらが壁の外なのかわからなくなりました。「食用人間」の世界は、まさに今の世界そのものだと感じます。林孟寰の予言的作品、「超空想科学奇譚『食用人間 ~トリコジカケの中華料理~』」ご期待ください。

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亜細亜の骨 超空想科学奇譚「食用人間~トリコジカケの中華料理~」

2020年7月27日(月)~8月2日(日)
東京都 ウエストエンドスタジオ

作:林孟寰
翻訳:山崎理恵子
演出:E-RUN
出演:井上裕朗奥田努深谷由梨香松田将希、周浚鵬

※山崎理恵子の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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