“自由”と“壁”巡る闘いのドラマ、東京二期会オペラ「フィデリオ」演出は深作健太

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東京二期会オペラ劇場「フィデリオ」(新制作)が、9月3日から6日まで東京・新国立劇場 オペラパレスにて上演される。

深作健太

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ダン・エッティンガー(c)Froehlingsdorf

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「フィデリオ」は、東京二期会が作曲家ベートーヴェンの生誕250周年を記念して新演出で送るオペラ。不当な政治罪で牢獄に囚われた夫フロレスタンを救うため、妻レオノーレが男装し、“フィデリオ”と名乗って刑務所に潜り込む様子を描く。演出を務めるのは、映画監督としても活動する深作健太。これまで東京二期会で「ダナエの愛」「ローエングリン」の演出を手がけている深作は、本作を「“自由”をめぐる人類と、牢獄=“壁”の闘いのオペラ」とし、グローバルな時代に重みを増すベートーヴェンからのメッセージとして現代の観客に投げかける。

「フィデリオ」はダン・エッティンガー指揮のもと、フロレスタン役の福井敬、小原啓楼、レオノーレ役の土屋優子、木下美穂子らが出演し、一部Wキャストで上演される。チケットの一般発売は4月11日にスタート。

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東京二期会オペラ劇場 ベートーヴェン生誕250周年記念公演「フィデリオ」(新制作)

2020年9月3日(木)~6日(日)
東京都 新国立劇場 オペラパレス

作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
指揮:ダン・エッティンガー
演出:深作健太
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

キャスト

ドン・フェルナンド:黒田博、小森輝彦
ドン・ピツァロ:大沼徹、友清崇
フロレスタン:福井敬、小原啓楼
レオノーレ:土屋優子、木下美穂子
ロッコ:妻屋秀和、山下浩司
マルツェリーネ:冨平安希子、愛もも胡
ヤッキーノ:松原友、菅野敦
囚人1:森田有生
囚人2:岸本大

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