舞台美術家・島次郎、悪性リンパ腫のため73歳で死去

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舞台美術家の島次郎が悪性リンパ腫のため、昨日4月9日に東京都内の病院で死去した。73歳だった。

昨年2018年より療養しながら仕事を続けていた島。昨年12月に上演された斎藤歩演出「ゴドーを待ちながら」で担当作品が500本を迎え、今年19年2・3月に上演された木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」が最後の作品となった。3月28日には日本舞台美術家協会が主催するトークショーに舞台美術家の堀尾幸男と共に登壇し、30日には自身の作品集「舞台美術 1986-2018」が刊行されたばかりだった。なお通夜および告別式の実施に関しては未定となっている。

島は1946年4月6日生まれ、北海道札幌市出身。武蔵野美術大学を卒業後、舞台美術家として活動し、アングラ演劇、小劇場、大劇場など、さまざまなジャンルの演劇からオペラまで、多くの作品の舞台美術を手がけた。主な担当作品に竹内銃一郎、太田省吾、松本修、鵜山仁、栗山民也、鄭義信、高瀬久男、岩松了、丹野郁弓、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、松尾スズキ、長塚圭史らの作品があり、これまでに伊藤熹朔賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞選考委員特別賞・最優秀スタッフ賞、朝日舞台芸術賞、紫綬褒章を受賞および受章している。

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ゆうた @yuta1009

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