長田育恵が書き下ろし、こんにゃく座のオペラ「遠野物語」演出は眞鍋卓嗣

オペラシアターこんにゃく座のオペラ「遠野物語」が、2月7日から17日まで東京・俳優座劇場で上演される。

本作は、民俗学者の柳田国男が岩手・遠野の人々の体験談や伝承を集めた「遠野物語」を題材に、てがみ座の長田育恵が台本を書き下ろしたオペラ。吉川和夫、萩京子、寺嶋陸也が共同で作曲を手がけ、こんにゃく座作品への参加は2度目となる劇団俳優座の眞鍋卓嗣が演出を担当する。

物書きを夢見る佐々木喜善は柳田国男の家を訪れ、故郷の遠野で語り継がれる物語を柳田に聞かせる。興味をかき立てられた柳田は、詩人・水野葉舟と連れ立って遠野へと赴き……。劇中では「遠野物語」よりいくつかの物語を抽出し、現代の視点を取り入れたストーリーが描かれる。