伝統を守る家族が紡ぐ「藍ノ色、沁ミル指ニ」開幕、舞台上で藍染めも

演劇集団 円「藍ノ色、沁ミル指ニ」が、本日10月18日に東京・吉祥寺シアターで開幕する。

内藤裕子の新作となる本作は、藍染の伝統を守る男とその家族を描く物語。出演者には「初夜と蓮根」「ワーニャ伯父さん」で内藤とタッグを組み、内藤の書き下ろし作品には初出演となる金田明夫のほか、上野直美、大橋繭子、木原ゆい、和田慶史朗、深見由真、平野潤也、高橋理恵子、高林由紀子、野村昇史が名を連ねた。

藍染め職人に扮する金田は、「舞台では、本当に藍を染めます！」と本作を紹介。また開幕に際し「観終わったあとに隣の人と話したくなるような、やさしくなりたくなるような、そんなお芝居を目指しましたし、そうなったと自負しています」と手応えを語っている。

上演時間は途中休憩なしの約1時間40分。公演は10月28日まで。なお19日と24日の19:00公演終演後には、出演者によるアフタートークが実施される。

金田明夫コメント

藍染めの世界に生きる職人を演じました。舞台では、本当に藍を染めます！ そして観終わったあとに隣の人と話したくなるような、やさしくなりたくなるような、そんなお芝居を目指しましたし、そうなったと自負しています。決して他の大きな舞台と違い、ケレンやダイナミックみたいなことはない芝居ですけれど、劇団という仲間で創る芝居もなかなか良いものです。是非、吉祥寺シアターに足をお運び頂けるようお願い致します。