守ることの大切さとは、松本哲也が手がける演劇集団 円「コウセイネン」開幕

「演劇集団 円『コウセイネン』」が昨日11月14日に東京・吉祥寺シアターで開幕した。

「コウセイネン」は、小松台東の松本哲也が作・演出を手がける作品で、“生きること幸せを願うこと、やり直すこと、様々な何かを諦めてはいけない”をテーマにしている。劇中では、小さな電気工事店を舞台に、仮釈放中の身でありながらそこで働く男と、彼を取り巻く人間模様が描かれる。

松本は開幕に際し、「今出せる力を最大限に注ぎ込んだつもりです。円の役者陣がそれにしっかり応えてくれて、密度の高い作品になりました。争いの絶えない世の中で、守ることの大切さを感じてもらえたら幸いです」とコメントした。本公演には岡本瑞恵をはじめ、14人のオーディション選抜者が出演する。上演時間は約2時間10分。公演は24日まで。なお、18日公演ではアフタートークが実施され、松本と元保護司・中澤照子が保護司の活動についてを語る。