平成最後の年にドキュメンタリー交え描く、植村真演出・映像「弱法師」

「弱法師 -Experience of the End-」が、9月29・30日に東京・BUoYで上演される。

三島由紀夫の「弱法師」をもとに、植村真が演出・映像を手がける本作。「弱法師」が描いた“終末感”を、平成最後の年となる今年2018年に、俳優たちのドキュメンタリーを交えた新たな視点で描き出す。

上演に際し植村は「私は平成の時代の幕開けと共に生まれました。今回作品を作る出演者やスタッフもほとんどが平成に生まれた世代で構成されています。そんな私たちと『弱法師』の世界の間には大きな時代の断絶があります。私たちは終わってしまった世界の更にその先の場所に立っています」「それでもこの戯曲に取り組むことで動いた心の動きは、美しい文体に惹かれる感情が巻き起こるのは本物の気持ちでした」と、本作への思いをチラシにて語っている。