荻田浩一演出「ドリアン・グレイの肖像」良知真次が“この上ない美青年”に

ミュージカル「ドリアン・グレイの肖像」が9・10月に東京と大阪で上演される。

本作はオスカー・ワイルドの同名小説を原作としたミュージカル。原作では19世紀末のロンドンを舞台に、この上ない美青年ドリアン・グレイが冷笑家で享楽主義者のヘンリー・ウォットン卿に感化されて、淫らで不道徳な生活へと堕落していく様子が描かれた。

今回は脚本・演出を荻田浩一が担当し、時代を1990年代に移して物語を立ち上げる。ドリアン役を良知真次、ヘンリー役を東山義久が務め、出演には風花舞、彩輝なお、蘭乃はな、法月康平、木戸邑弥、風間由次郎、村井成仁、長澤風海、さらに剣幸が名を連ねた。なお彩輝は東京公演にのみ参加し、大阪公演では代わって星奈優里が出演する。

本作のビジュアルには、「美とは才能の一つの形なのだ。美は才能、美は憧れ、美は滅び消えゆく白き幻想…。」とキーワードがつづられたほか、こちらに視線を送る良知と、タバコをくわえ口にひげをたくわえた東山の扮装姿が収められている。

公演は9月21日から30日まで東京・博品館劇場、10月10・11日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。チケットの一般販売は7月14日にスタート。