「水の駅」は太田が転形劇場時代に生み出した沈黙劇の代表作。杉原が京都造形芸術大学在学時の恩師である太田の作品を上演するのは、2012年「更地」以来2度目となる。杉原は公式サイトで「僕の演出家人生にとってとても大切なタイミングで上演することになりそうです」と述べている。
なお本作では、出演者オーディションを実施。応募はメールにて受け付けられ、締め切りは6月29日22:00となっている。オーディション開催にあたり杉原は、「太田省吾の『水の駅』を超える『水の駅』を、いま、ともにつくってくれる、野心ある出演者を待っています。ご応募お待ちしています!」と呼びかけている。応募詳細についてはKUNIO公式サイトで確認を。なお上演は2019年3月27日から31日までを予定している。
杉原邦生コメント
今回、僕の恩師である太田省吾の代表作「水の駅」を、自分のカンパニー“KUNIO”で上演しようと思いました。太田さんの作品を演出するのは、2012年 KUNIO10「更地」以来、二度目です。その「更地」に続いて今回の「水の駅」も、僕の演出家人生にとってとても大切なタイミングで上演することになりそうです。
「水の駅」は沈黙劇です。出演者は劇中、言葉を発することがありません。だからこそ、普段何気なく発している“言葉”のその手前にある“頭”と“胸”の存在に気付かされます。僕がいま何気なくやってしまっているかもしれない“演劇”という行為の手前にあるものを、確かめたいと思っています。
太田省吾の「水の駅」を超える「水の駅」を、いま、ともにつくってくれる、野心ある出演者を待っています。ご応募お待ちしています!
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