須賀健太＆影山達也「ハイキュー!!」原画展を訪問「3時間くらいくれ！」

古舘春一のマンガ「ハイキュー!!」の原画展「ハイキュー!!展 ゲンガ×タイカン」のオープニングセレモニーが、本日4月14日に宮城・カメイアリーナ仙台（仙台市体育館）で開催され、須賀健太と影山達也が出席した。

オープニングレセレモニーには「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」シリーズで日向翔陽役を演じる須賀、影山飛雄役を務める影山に加え、「週刊少年ジャンプ」（集英社）の中野博之編集長、高橋新悦仙台市副市長、イベントの応援団を代表して西澤啓文仙台市議会議員が登壇した。

セレモニーの前に原画展の展示場を巡ったという須賀は「熱い何かがこみ上げてきました。僕たちは普段演劇の中で、先生が描かれたコマを再現したりセリフをしゃべったりしているわけですが、それを思い出しました。『ハイキュー!!』の聖地でもある仙台市体育館でこういう体験をさせていただけたのがうれしく思いますし、4月28日から始まる演劇『ハイキュー!!』の新作公演に向けてもいい刺激になりました」と感慨深げに語る。その後、劇中に登場するキャラクターたちのパネルが並んだバレーボールコートにて、5人によるテープカットが行われた。

続いて、須賀と影山によるトークショーへ。このコーナーでは烏野高校バレーボール部のマネージャー・谷地仁花に扮した「ハイキュー!!」の担当編集・池田氏が司会を務めた。仙台の印象について尋ねられた須賀は「僕たちも演劇の公演をやらせていただく機会がありますが、『ハイキュー!!』のイメージがすごく強い場所です。仙台に来たときはずんだシェイクを欠かさず飲んでいます」と答える。影山も「僕は牛タンを絶対に食べますね」と続け、仙台名物トークに花を咲かせた。

原画展を見て回った感想について須賀は「20分くらいしかいられなかったんですけど、『3時間くらいくれ！』って言いました（笑）。トーンとか、印刷したものには写らない青鉛筆の指示とかが見れて『すげえ』って思いましたし、雑誌や単行本では見えない部分にヒナガラスが描いてあったりして、そういう先生の遊び心が見られるのは原画展ならではですね」と語る。影山は会場の仙台市体育館が「ハイキュー!!」内にも登場することに言及し、「原画展の会場を出ると、原画の中で描かれている景色が広がっているというのはすごい環境だなと思いました」とコメントした。

さらに、4月28日に開幕する「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」についても触れ、須賀は「『“はじまりの巨人”』というタイトルにもあるように、『最初』という言葉を意識しています。今までの公演のセルフオマージュというか、初演から観てきていただいている方には、よりグッときてもらえるような演出になってますね」と自信をのぞかせる。これを受け、影山も「初演を客席から観ていた身としては、本当にグワッとくるものがあります」と続けた。また「ハイキュー!!展」開幕に合わせ、アニメ版で日向翔陽役を演じた村瀬歩から「原画展開催おめでとうございます。1枚1枚魂がこもり、彼らの青春が刻まれた素敵なものになっていると思います。始まりの場所で大迫力の原画をお楽しみください」というメッセージが送られ、イベントでは須賀が代読した。

合計約450点の原画が展示される「ハイキュー!!展 ゲンガ×タイカン」は、明日4月15日から29日まで開催。本日はプレオープンとして、展示内容を一部分公開する内覧会が行われた。また会期中、仙台市内の青葉の風テラスでは、「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」のユニフォームやポスターが展示されるほか、地下鉄南北線・東西線で「ハイキュー!!」のクイズラリーが実施される。さらにカプセルカフェバー サンオーにて「ハイキュー!!」とのコラボカフェメニューも販売される。

なお須賀、影山らが出演する「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」は、4月28日に東京・日本青年館ホールで開幕する東京公演を皮切りに、兵庫、福岡、宮城、大阪、東京で上演される。