“群盲象を撫ず”がキーワードのアムリタ新作「WS 象をなでる→魔王を倒す」

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アムリタ「WS 象をなでる→魔王を倒す」が4月14・15日に東京・新宿眼科画廊 スペース地下にて上演される。

アムリタ「WS 象をなでる→魔王を倒す」チラシ

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本作は、「数人の盲人がそれぞれ象の別々の一部分を撫で、おのおのの手に触れた部分について語り合う」という意味の、インド発祥の寓話“群盲象を撫ず”をキーワードにした演劇作品。明確なあらすじやストーリーはなく、照明は観客が照らすライトのみ。その中で役者が人々を抑圧し断絶する“見えない何か”について語り、その複数の語りによって問題を浮き彫りにしていく。

上演に向けて脚本・演出の荻原永璃は「日常で見えない何かに抑圧されている人たち、より良く生きたいと願う人たちに、あるいは、より良く生きられないことに苦しんだり、あきらめてしまいそうな人々に届いてほしい、そう思っています」とコメントしている。

荻原永璃コメント

「糸、巡礼、失うこと」より。(撮影:笠原玄也)

「糸、巡礼、失うこと」より。(撮影:笠原玄也)[拡大]

あまりにも現実を生きるのが大変で、自分でないもののことを想像するのが難しくなっていることを感じます。あるいは、自分でないものを肯定する余裕のなさを。
こういったところから発生するコミュニケーションの断絶や、他者からのレッテル貼り、あるいは悪意のない無知に傷ついた・抵抗する人々をエンパワメントする演劇をつくりたくてはじめてみました。
日常で見えない何かに抑圧されている人たち、より良く生きたいと願う人たちに、あるいは、より良く生きられないことに苦しんだり、あきらめてしまいそうな人々に届いてほしい、そう思っています。

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アムリタ「WS 象をなでる→魔王を倒す」

2018年4月14日(土)・15日(日)
東京都 新宿眼科画廊 スペース地下

脚本・演出:荻原永璃
出演:鈴木太一朗、安藤文伽、紺、田中晶子、松浦みる

※タイトルの「→」は相互→が正式表記。

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