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宝塚歌劇「凱旋門」再び、轟悠が決意「自分自身を乗り越える」

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左から真彩希帆、轟悠、望海風斗。

左から真彩希帆、轟悠、望海風斗。

宝塚歌劇雪組「ミュージカル・プレイ『凱旋門』-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-」「ショー・パッショナブル『Gato Bonito!!』~ガート・ボニート、美しい猫のような男~」の制作発表会が、本日3月7日に都内で行われた。

脚本を柴田侑宏、演出・振付を謝珠栄が手がける「凱旋門」は、2000年に雪組で初演され、主演の轟悠が文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞したミュージカル。ドイツからパリに亡命してきた外科医ラヴィックとジョアンの恋を軸に、運命に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿を、シャンソンをモチーフとした音楽と共に描き出した人気作だ。本日行われた会見の冒頭では、主人公・ラヴィック役の轟、ラヴィックの友人ボリス・モロゾフ役の望海風斗、ジョアン役の真彩希帆がパフォーマンスを披露した。

続いて、宝塚歌劇団の小川友次理事長、本公演の特別協賛であるかんぽ生命保険より、取締役兼代表執行役社長の植平光彦氏、「凱旋門」の演出・振付を手がける謝、「Gato Bonito!!」の作・演出を務める藤井大介が壇上へ。初演同様、「凱旋門」で主演を務める轟は「自分が雪組でトップスターを務めたこともあり、今回雪組で再演できることをうれしく思います」と喜びを語る。また初演時を振り返り、「『凱旋門』は宝塚の作品で初めてお芝居を楽しいと思えた作品。舞台に出る直前に全身に鳥肌が立って『楽しい』と感じたことを今でも覚えています」と印象的なエピソードを明かす。

また共演の望海、真彩について、「お二人の出演作は拝見しているのですが、だいもんくん(望海の愛称)とは『タカラヅカスペシャル』でしかご一緒したことがなく、真彩ちゃんともまだご挨拶を交わした程度なので、共演が楽しみでなりません」とニコリ。そして轟は「自分自身を乗り越えるのが一番つらいですが、乗り越えられない壁はないと信じて、雪組のみんなと一緒に故・寺田(瀧雄)先生の曲を歌い継いでいきたいと思います」と思いを噛みしめた。

初演版も手がけた謝は「『凱旋門』は名作と言われるだけにプレッシャーを感じています」と率直な思いを吐露しつつ、作中で第二次世界大戦前夜の様子が描かれることについて触れ、「世界中には今もなお、戦争に翻弄されている人々が多くいらっしゃいます。そんな方々のためにも命の大切さを届けられたら」とコメント。続いて、「Gato Bonito!!」の演出を務める藤井は「初夏から真夏にかけての公演になるので、ラテンの音楽に乗せて熱いショーにできたらいいなと思います」と展望を明かした。

トップスターとして雪組を牽引する望海は「轟さんの友人役を演じさせていただけるというのは、本当にうれしいことです」と瞳を輝かせ、「轟さんから舞台に立つ心構えを学ばせていただきながら、『凱旋門』の世界を表現できるように精一杯努めます」と意気込みを述べる。また、かねてより「Gato Bonito!!」のようなラテンショーに挑戦したいと思っていたと語り、「私の人生は夢だらけなのですが(笑)、今回また夢が1つ叶いました。雪組生が情熱的に踊る姿を楽しみにしていただけたらと思います」と観客に呼びかけた。続いてトップ娘役の真彩が挨拶。「まさか、轟さんのお相手役をさせていただけるとは思っておりませんでした」と緊張で言葉をつまらせながら語る真彩を、轟と望海の2人は微笑みながら見守っていた。

宝塚歌劇雪組「ミュージカル・プレイ『凱旋門』-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-」「ショー・パッショナブル『Gato Bonito!!』~ガート・ボニート、美しい猫のような男~」は、6月8日から7月9日まで兵庫・宝塚大劇場、7月27日から9月2日まで東京・東京宝塚劇場にて上演。宝塚大劇場公演のチケットは5月5日、東京宝塚劇場公演のチケットは6月24日に発売される。

宝塚歌劇雪組「ミュージカル・プレイ『凱旋門』-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-」「ショー・パッショナブル『Gato Bonito!!』~ガート・ボニート、美しい猫のような男~」

2018年6月8日(金)~7月9日(月)
兵庫県 宝塚大劇場

2018年7月27日(金)~9月2日(日)
東京都 東京宝塚劇場

「ミュージカル・プレイ『凱旋門』-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-」

脚本:柴田侑宏
演出・振付:謝珠栄
出演:轟悠望海風斗真彩希帆 ほか

「ショー・パッショナブル『Gato Bonito!!』~ガート・ボニート、美しい猫のような男~」

作・演出:藤井大介
出演:望海風斗、真彩希帆 ほか

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