スティーヴ・ライヒ「ドラミング」を平山素子のダンス、加藤訓子の演奏で

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平山素子(ダンス)×加藤訓子(パーカッション)「DOPE(ドープ)」が、2018年1月に愛知、2月に埼玉にて上演される。

平山素子 (c)Tamaki Yoshida

平山素子 (c)Tamaki Yoshida

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加藤訓子 (c)Michiyuki Ohba

加藤訓子 (c)Michiyuki Ohba[拡大]

“日本発ドラミング!ダンス作品”と銘打たれた本作は、ミニマル音楽の先駆者スティーヴ・ライヒの「ドラミング」に想を得て、音楽家1名とダンサー1名によるパフォーマンスとして上演するもの。平山はダンサーの小尻健太をクリエーションに迎え、自身のソロパフォーマンスを“検証”しながら創作。一方、音楽監督・演奏の加藤訓子は、「ドラミング」の楽曲をパートごとに演奏・録音し、公演では新たに設定したソロパートを重ねることで、原曲の音楽的構造や効果を表現する。

今回の創作について平山は「発想の柔軟性を鍛えて体を準備し、訓子さんの演奏に鋭く反応し、動きの連鎖の性質を微妙に変化させていくという実演方法を目指しています。そして、ライヒの音楽世界を体に投影するというスリリングな世界を作ることができると信じています。結果の見えないとても実験的なダンスに飛び込むことになりますが、皆様にはこのチャレンジを見逃さないでいただきたいと思っています」と意気込みを述べる。加藤も、「1人が全パートを演奏することにより、楽器の統一、音色やニュアンスをはじめとする演奏法などをかなりのレベルまで追い込むことができ、その結果、よりスコアに対しての忠実な再現性とスティーブのミニマルミュージックの世界感をより効果的に表現することができるように思います」と手応えを語っている。

※小尻健太の「尻」の字は、かばねに丸が正式表記。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びします。

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平山素子(ダンス)×加藤訓子(パーカッション)「DOPE(ドープ)」

2018年1月26日(金)~28日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール

2018年2月2日(金)~4日(日)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

演出・振付・ダンス:平山素子
音楽監督・演奏:加藤訓子
音楽:スティーヴ・ライヒ「Drumming」

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