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鈴井貴之が孤独死を“真面目にポップに”描き出す、OOPARTS新作開幕

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TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS vol.4「天国への階段」の出演者。

TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS vol.4「天国への階段」の出演者。

鈴井貴之が作・演出を手がける「天国への階段」が、昨日7月19日に東京・サンシャイン劇場にて開幕した。

「天国への階段」は、2010年にスタートした鈴井のソロプロジェクト・OOPARTSの公演第4弾。特殊清掃員の人々を題材に、孤独死を“真面目にポップに”描いた物語が展開し、キャストには鈴井をはじめ、ヨーロッパ企画の永野宗典、演劇集団キャラメルボックスの畑中智行菊地美香、俳優集団D-BOYSの根岸拓哉平田薫、NEXTAGEの戸澤亮、元SKE48の東李苑、吉田悟郎、そして「水曜どうでしょう」でお馴染みの藤村忠寿が名を連ねている。

上演にあたって鈴井は「今回は『孤独死』という非常に重い題材を選んだ上で、かつ笑いもあるポップな内容にするという目標でしたが、それもお客様に助けられて達成できているのかなと思います。本当に心から感謝です」と観客に謝辞を述べるとともに、「今回も特殊な舞台セットを考えて、役者の皆さんには大変な思いをさせておりますが、それがこの『OOPARTS』の醍醐味。怪我なく千秋楽まで、全員で頑張ります!」と意気込みを語った。東京公演は7月25日まで。その後、大阪・北海道・宮城・長野を巡演する。

鈴井貴之コメント

毎回、幕が開くまでは不安もあるんですが、今回は特に、お客様が本当に待ち焦がれていてくださって、参加するぞという能動的な意識で見ていただいていると感じました。公演中もこちらが戸惑うくらいの拍手もいただけて、やはり舞台はお客様と一緒に作り上げるものなんだなと。今回は「孤独死」という非常に重い題材を選んだ上で、かつ笑いもあるポップな内容にするという目標でしたが、それもお客様に助けられて達成できているのかなと思います。本当に心から感謝です。今回も特殊な舞台セットを考えて、役者の皆さんには大変な思いをさせておりますが、それがこの「OOPARTS」の醍醐味。怪我なく千秋楽まで、全員で頑張ります!

永野宗典コメント

稽古中に台本内容が変わったり、稽古場が殺伐とした雰囲気で……正直、今だから言えますが(笑)この作品、どうなるんだろうと思ったこともありました。けど、むちゃくちゃ楽しい初日を迎えることができました! テーマが「孤独死」ですが、不謹慎な意味でなく「楽しい舞台」になったのが、すごく報われたような気持ちになりました。本当にいい作品が出来上がったのを初日に実感できたので良かったです。堂々とツアーを周れます!!

畑中智行コメント

やれることはやってきましたが、正直不安のほうが大きかったです。でも、お客様にすごく救われました。本番は演者のみんなも芝居が全然違いましたし、すごくいい初日だったなぁ……と思います。舞台セットには最初は衝撃を受けましたね! 藤村さんが「OOPARTSは怪我してナンボ」っていうわけわかんないこと言ってたんですが(笑)みんな少しづつ慣れてきました。逆に、巧みに動けるようになってしまったので、足枷を自分でやるぐらいの感じになればいいなと思います(笑)。とにかく今までにない刺激的な現場なので、勉強させてもらうつもりで、これからも頑張っていきたいと思います!

菊地美香コメント

とにかく無我夢中でした。なかなか他の作品では味わえない達成感を感じられる舞台です。ひたすら「片付ける」役ですが、残り19ステージひたすら片付けていきたいと思います(笑)。今日はOOPARTSが大好きなみなさまが駆けつけてくださって、改めて鈴井さんの人気を肌で感じました。本当に温かかったです。これに甘えず、最後まで真摯に向き合って頑張って参ります。

根岸拓哉コメント

鈴井さんが求めているのは、リアルでライブ感があるお芝居。稽古からすでに本番みたいな緊張感がありました。初日ではそれ以上のものが出せると良いなと思っていたのですが、お客様が本当に温かくて、予想外の場面でも笑いや反応が沢山あって感動です。毎回やることが違ったり、役者が困るような仕掛けというようなOOPARTS流の課題を僕自身が乗り越えていきたいと思いますし、ライブ感を大事にしながら1公演1公演を頑張っていきたいなと思います。

平田薫コメント

まずは初日を迎えられた安心感がありました。稽古の中で設定やセリフの変更も盛りだくさんで、緊張感もあったんですが、ああ、初日って開けるんだなぁって(笑)。
まだまだ初日の幕が開いたばかりなので、あと19ステージいろいろ考えながらレベルアップさせていければいいなと思います。ステージの使い方は稽古で練習していたので怖さはなかったんですが、千秋楽の頃にはいい穴の落ち方ができると思います(笑)。

戸澤亮コメント

直前まで「お前を出すかはまだわからない」と鈴井さんに言われていたので(笑)、無事に出られて良かったです。本番は温かいお客様ばかりで、それに助けられました。残りのステージもまだ出られるかわかりませんので(笑)毎日がオーディションだと思って頑張ります。

東李苑コメント

幕が開いた瞬間に、これは現実じゃないんじゃないか?と。「あれ? 今日って7月19日だっけ?」と思ってしまうような感覚だったんですが、最初のシーンからお客様の反応にすごく助けていただいて、そのあとは勇気を持ってステージに立つことができました。稽古が始まった時は本当に焦ってばかりだったんですが、キャストの皆さんにもスタッフの皆さんにもたくさん助けていただいて余裕も少し出てきたし、千秋楽までの間でもっといろんなことを吸収して成長したいです!

吉田悟郎コメント

お客様の反応が素晴らしくて、本当にびっくりしています。そして、鈴井さんは凄いなと思いました。何度も稽古をしていると、「本当にこれ笑ってもらえるのかな……」って不安に思うこともあったのですが、こうなることを鈴井さんは分かっていた上で、このような台本を書いたのだなって思うと、やっぱり凄いと思います。本当に(お客様が)こんなに笑うのかってぐらい笑っていて、びっくりしました。でも、初日のお客様は特別な気持ちで来ていただいている方が多いと思うので、慢心せず、明日以降もしっかりやっていきます!

藤村忠寿コメント

正直、今回はお客さんがどういう反応をするかが予想できなかった。セットについても本番で初めて見える部分があって、内容も含めてどう受け止められるのかな?と思っていましたが、これだけ理解してもらえて、面白かったと言ってもらえた。これはいけるな!と思います(笑)。前回を超えていくだろうね。あとは役者の力でどんどん精度を上げていきたいと思います。

TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS vol.4「天国への階段」

2017年7月19日(水)~25日(火)
東京都 サンシャイン劇場

2017年8月4日(金)~6日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2017年8月11日(金)~13日(日)
北海道 道新ホール

2017年8月16日(水)
宮城県 電力ホール

2017年8月19日(土)・20日(日)
長野県 まつもと市民芸術館

作・演出:鈴井貴之
出演:永野宗典畑中智行菊地美香根岸拓哉平田薫、戸澤亮、東李苑、吉田悟郎、藤村忠寿、鈴井貴之

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