鈴井貴之が道新ホール閉館に捧げた「天国への階段」閉幕、映像配信が決定

鈴井貴之の演劇プロジェクト・OOPARTSの特別公演「『天国への階段 北海道re-mix』～ありがとう道新ホール～」が昨日6月23日に北海道・道新ホールで閉幕。千秋楽のカーテンコールで、鈴井が本公演のオンライン配信を実施することを発表した。

本公演は、6月末で閉館する道新ホールで行われた最後の演劇公演。OOPARTSが2017年に初演した「天国への階段」は、孤独死の現場を清掃し、遺品を探す特殊清掃員たちの物語で、今回は北海道にゆかりのあるキャスト陣により上演された。出演者には、TEAM NACSの森崎博之、小橋亜樹、北川久仁子、オクラホマの河野真也、NORDのメンバーである舟木健、安保卓城、瀧原光の3名、元ファイターズガールの滝谷美夢、そして鈴井が名を連ねた。

「道新ホールは自身と同世代」と話す鈴井は、カーテンコールで「無くなってしまうのは本当に寂しく思いますが、何とか道新ホールも天国への階段を上って成仏してほしいです。また、劇中に『その人のことを思っていたら、その人はまだ死んでいない』というフレーズがありますが、この演目であったり道新ホールの記憶をずっと焼き続けていただいて、何かの機会にふと思い出して、道新ホールであの芝居を観たなと思っていただけたら、きっと道新ホールもずっと生き続けてくれるんじゃないかなと思います。今日の出来事を記憶の1つ、思い出の1つにしていただけたらと思います。」と道新ホールへの思いを語った。

オンライン配信は、7月12日から21日までローチケLIVE STREAMINGで実施される。特典として、上演期間中に実施された、全キャスト出演によるアフタートークの一部抜粋映像が収録される。視聴価格は税込3900円。