本作は、ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載された
フォトコールで公開されたのは、オキナワらが暮らすドヤ街・みれん横丁に、店を抜け出したテレサが流れ着くシーン。彼女を追ってきたヤクザに反抗し、コージはボコボコにされてしまう。再び立ち上がったコージが「今度はオラの武器であんたらを殴る……!」と演歌を歌い始めると、それに触発されたオキナワも力一杯ギターをかき鳴らし、2人は息の合った掛け合いを披露した。
囲み取材には安田、福士、シャーロットの3人が出席。主演の安田は「演歌というのは叫びに近いというか、今回の作品では気持ちを届けることに重きを置いています。原作で出てくる歌詞自体がストーリーを描いているので、それを舞台で観せるというのはやっていて楽しいですね」と笑顔を見せ、「みんなでしっかり稽古を積んできたので、早く(初日の幕が)開いたらいいなと思ってます」と手応えを語る。
今回、かなり歌唱の練習したのかという記者の問いかけに対し、安田は「俺、そんなにトレーニングしてないよな?」と福士に視線を送る。これを受けた福士は「なんで俺に振ったんや! 安田くんのトレーニング事情知らんし!(笑)」と軽く流しつつ、「安田くんは稽古初日から歌も津軽弁も全部入っていて。安田くんが先頭を切って走ってくれているので、彼の背中を追っていけば大丈夫だろうなと思っています」と座長の安田に信頼を寄せた。
オキナワ役でギターに挑戦する福士。その練習風景を見ていたという安田は「めっちゃ練習してましたよ!」と明かし、「自分もギターをやってるからわかるんですけど、最初は本当に難しいんですよね。でも福士くんは、初めて合わせるときにもうこなしてたから。アドバイスするというより、2人で一緒に歩んできたという感じです」と稽古を振り返る。続くシャーロットは「稽古が始まる前に、『一緒に失敗していこう』と安田さんに声をかけてもらったので、安心して日本語のセリフにチャレンジできました」というエピソードを披露。またシャーロットから「ハンサム」と評された安田は「アイムハンサム? アイムハッピー!!」と英語で喜びを表現した。
さらに安田は今回の座組についても言及。「今このタイミングで2人(福士とシャーロット)や福原さんと出会えたことが自分にとってはデカかった。福原さんからは『カーテンコールのときに立っていられる余力を残さないくらいにやってほしい』と言われていて。過酷な稽古だったけど、常にみんなが全力を出して作ってきたから一緒に走ってこられたのだと思います」と胸中を明かすと、福士は「こんなに優れたリーダーはいないですよ。安田くんは本当に手を抜かないから、日々の稽古が千秋楽みたいでしたね」と微笑んだ。最後に安田は劇中のセリフを引用して、「僕の武器はこのカンパニーです。キャストみんなが自分たちの武器をそれぞれ出して戦えれば」と抱負を語り、会見は終了。東京公演は6月18日まで。大阪公演は6月24日から30日まで大阪・オリックス劇場で行われる。
また土田の原画が展示された「俺節 原画展」が、6月18日まで東京・赤坂サカス サカス広場内 赤坂ギャラリーにて開催中。なお舞台の公演プログラムには、原作マンガの第1話全ページが掲載されているので、こちらも併せてチェックしよう。
「俺節」
2017年5月28日(日)~6月18日(日)
東京都 TBS赤坂ACTシアター
2017年6月24日(土)~30日(金)
大阪府 オリックス劇場
原作:
脚本・演出:
キャスト
海鹿耕治:
テレサ:
南風原太郎:
流しの大野:
寺泊行代 / マリアン:
エドゥアルダ / 才原:
戌亥辰巳 / 金村:
北野波平:
ほか
※西岡徳馬の「徳」は旧字が正式表記。
「俺節 原画展」
2017年5月26日(金)~6月18日(日)12:00~19:00
東京都 赤坂サカス サカス広場内 赤坂ギャラリー
関連記事
安田章大のほかの記事
関連商品
リンク
- 俺節
- 赤坂サカス|「俺節」原画展
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
∞SUPER EIGHT∞情報∞ @infoSUPEREIGHT
俺節(ネタバレ有):ナタリー https://t.co/tnGqA25RmL https://t.co/P4BCjoV5Z8