「百鬼オペラ『羅生門』」が、9月8日から25日まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演される。
「芥川の脳内を百鬼夜行と辿る、奇想天外ツアー」と銘打った本作は、芥川龍之介の小説「羅生門」を中心に、「藪の中」「蜘蛛の糸」「鼻」といった代表作と、彼の人生そのものを絡ませて1つの物語に仕上げた作品。脚本をてがみ座の
キャストには、
さらにこのたび、写真家・奥山由之が撮り下ろした本公演のビジュアルも解禁。上演にあたって柄本は「初めて舞台上で踊ったり歌ったりします。どんな事が起こるのか全く予想がつかないですが、踊りと歌の練習が始まり、ちょっとずつ両方の面白さを発見出来ています」と手応えを語った。「百鬼オペラ『羅生門』」は、東京公演のほか、兵庫、静岡、愛知公演を予定。チケットの一般販売は5月27日に開始する。
柄本佑コメント
初めて舞台上で踊ったり歌ったりします。どんな事が起こるのか全く予想がつかないですが、踊りと歌の練習が始まり、ちょっとずつ両方の面白さを発見出来ています。やはり初めての事をやるというのは不安ですが、楽しいことのように思います。おもちゃ箱をひっくり返したような世界を創る演出家によって、芥川の物語が、どんなおもちゃになってどんなばらまかれ方をするのか、僕自身も楽しみです。
とにかく悩み、苦しみ、楽しめるように頑張ります。
満島ひかりコメント
インバルとアブシャロムの作り出すあの暖かな世界にまた行ける。
彼らの舞台はどれも、愛おしくて懐かしいのです。
身体と心を元気にして、観て下さる方の大切なところに届くものにしたい。
音楽と踊りの羅生門だなんて、私のイメージではもう大変な光を放っています。
インバルが時折口にする「アイラブ ハプニング」、この舞台に美しいハプニングがありますように。
吉沢亮コメント
このたび、百鬼オペラ「羅生門」に出演します、吉沢亮です。
今まで経験したことのない表現方法で、自分がどこまでやれるのか楽しみ2割不安8割って感じです。
演出のお二人が作り出す、にぎやかで高揚感あふれる空間と、芥川龍之介のエゴイズムや人間の真髄をつく世界観がどのよう混ざり合うのか今からとても楽しみです。
とりあえずストレッチがんばります。
インバル・ピント&アブシャロム・ポラック コメント
2013年、2015年に上演したミュージカル「100万回生きたねこ」に引き続き、日本で素晴らしいスタッフ・キャストと一緒にオリジナルミュージカルを制作することができ、本当に嬉しいです。
芥川龍之介の作品には、哲学的で深淵なテーマとユーモアが同時に存在します。現実と想像の世界が鮮やかに混ざり合っているところも気に入りました。芥川作品には登場していませんが、日本の妖怪たちに大変興味を持っていて、今回の作品には、私たちオリジナルの妖怪もたくさん登場させたいと思っています。
2013年の「100万回~」で出演してくれたひかり(満島)は当時も私たちをたくさん驚かせてくれましたが、この4年半で輝きを増した彼女と再び一緒に創作することができ嬉しいです。たすく(柄本)、りょう(吉沢)は初めてですから、二人から何が飛び出してくるか楽しみにしています。
「百鬼オペラ『羅生門』」
2017年9月8日(金)~25日(月)
東京都 Bunkamura シアターコクーン
2017年10月6日(金)~9日(月・祝)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2017年10月14日(土)・15日(日)
静岡県 富士市文化会館 ロゼシアター 大ホール
2017年10月22日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
原作:芥川龍之介
脚本:
作曲・音楽監督:阿部海太郎
作曲・編曲:
演出・振付・美術・衣装:
出演:
演奏:青葉市子、中村大史、権頭真由、木村仁哉、BUN Imai、角銅真実
※初出時より、兵庫、静岡、愛知公演日程を追記しました。
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