「Endless SHOCK」堂本光一、さらなる高みへ「ここが到達点ではない」

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2月1日に東京・帝国劇場で開幕した、堂本光一主演「Endless SHOCK」。上演のたびに進化を増す、同作の2017年版の模様を、ステージナタリーがレポートする。

「Endless SHOCK」ロゴ

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「MILLENNIUM SHOCK」として2000年にスタートした「SHOCK」シリーズは、堂本が座長を務める人気ミュージカル。2013年に公演回数1000回、2016年には1400回を達成し、今回の2017年版の東京公演千秋楽では、通算1500回を迎えることでも注目を集めている。今年は屋良朝幸前田美波里のほか、福田悠太松崎祐介浜中文一、寺西拓人、松田元太、松倉海斗、松浦雅らが出演。また本作におなじみ、ドラマー、パーカッショニストの石川直が名を連ねた。

舞台は、Overture「Endless SHOCK」メドレーで幕開け。きらびやかな燕尾服をまとった男性キャストと、上品なドレスを身につけた女性キャストが続々と登場し、オーケストラの生演奏に乗せた歌とダンスで観客を「Endless SHOCK」の世界へと誘う。

物語の中心となるのは、前田演じる劇場主が経営するオフ・ブロードウェイのとある劇場。このシアターでは、才能と情熱を兼ね備えた若きスター・コウイチ(堂本)や、オーナーの娘・リカ(松浦)、コウイチの幼馴染みであり、好敵手でもあるヤラ(屋良)らが所属するカンパニーが、連日熱いステージを披露している。彼らのエネルギッシュなステージはもちろん、コウイチに恋するリカ、そして密かにリカに思いを寄せるヤラ、3人が繰り広げる淡い恋模様にも注目しよう。やがて実力が認められ、ブロードウェイへの進出を果たすカンパニー。しかしショーの方向性をめぐって、コウイチとヤラは対立を深めていき……。

劇中、コウイチが語る「何があっても、それに対応するのがプロ。必ずショーは続けなくてはいけない」という“SHOW MUST GO ON”の精神は、これまで幾多の苦難を乗り越えてきた「SHOCK」の歴史と重なり、深い響きをもたらす。また「SHOCK」の代名詞とも言える“階段落ち”や客席後方にも及ぶ堂本のフライングなどのパフォーマンス、さらにシェイクスピア劇のセリフを交えたナンバーや堂本作曲の「夜の海」のシーンなど、「SHOCK」を彩る名シーンの数々は、上演を重ねるごとに洗練され迫力を増し、今回も新鮮な“ショック”を与えた。

カーテンコールに登場した堂本は、まもなく1500公演を迎えることへの感謝を述べつつ、「ここが到達点ではありません」とさらなる意欲を見せた。「Endless SHOCK」の東京公演は3月31日まで。その後、9月には大阪・梅田芸術劇場、10月に福岡・博多座にて上演される。また、過去17年間の報道記事を特集した「読売新聞・報知新聞『SHOCK』記事展 2000~2017」は、4月7日まで東京・読売新聞ビル 3階にて開催中。こちらも併せてチェックしよう。

この記事の画像(全1件)

「Endless SHOCK」

2017年2月1日(水)~3月31日(金)
東京都 帝国劇場

2017年9月
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2017年10月
福岡県 博多座

作・演出・構成:ジャニー喜多川
出演:堂本光一 / 屋良朝幸 / 福田悠太松崎祐介浜中文一、寺西拓人、松田元太、松倉海斗、松浦雅石川直 / 前田美波里

読売新聞・報知新聞「SHOCK」記事展 2000~2017

2017年2月1日(水)~4月7日(金)9:00~21:00
東京都 読売新聞ビル 3階

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