5月に上演される、舞台「黒薔薇アリス」の制作発表が、昨日2月2日に東京・日本基督教団 西片町教会にて行われた。
抽選で選ばれた50人のファンが見守る中、制作発表には主人公ディミトリ・レヴァンドフスキ役の
本作で初座長を務める石黒は「観に来てくれたお客さまに強烈な印象を与えて、後悔させない舞台にしていきたいと思っています」と決意を語る。また自身の演じるディミトリとアリスのビジュアルが初披露されると、入来とアイデアを提案しあいながら撮影に臨んだエピソードを明かし、「舞台の稽古や本番もこういうふうにいけるんじゃないかと自信がつきましたね」と手ごたえを口にする。
そんな入来は「この写真以外にも、もっと接近した写真もいろいろ撮っていたので、この状態になるのも躊躇することはなかったです」とコメント。さらに「石黒さんが右手をどこに置いたらいいのかわからないって言うので、お尻にどうぞって」と語ると、石黒はすかさず「誤解を招くよ(笑)。俺が入来さんのお尻に(手を)置いたってニュースになっちゃうよ(笑)」と反応し、会場を湧かせた。
さらに原作マンガの作者・
演出のキムラは、キャストに挨拶した際に「みんなの代表作にします!」と宣言したエピソードを紹介。さらに原作について「水城せとな先生の深い愛を感じました」と語り、「恋愛ではなく、生涯をかけて成就する、達成する愛ってどんな気持ちなのかな、どう伝えればいいのかなって思いました」と舞台に思いを馳せた。
水城のマンガを原作とした本作は、人間の死体に寄生し、養分を吸って生きる“吸血樹”の繁殖を題材とした“ヴァンパイアロマン”。脚本を
石黒英雄コメント
「黒薔薇アリス」という素敵な作品に演出家のキムラ真さんをお迎えし、(赤澤ムックさんに)素敵な脚本を作っていただいて、とてもよい舞台になると思います。今日初めてお会いするキャストの方もいらっしゃいますが、初めてとは思えないほど楽しくお話ができました。観に来てくれたお客さまに強烈な印象を与えて、後悔させない舞台にしていきたいと思っています。一人でも多くの方に劇場に足を運んでもらえるようにチーム一丸となって、最高の舞台にしていきたいと思います。
入来茉里コメント
ヒロイン役の立場では、主役の方や他の男性陣のキャストをよりかっこよく見せられるかを気にしながら演じていくんですが、台本を読ませていただき、キャラクターもはっきりしていて、とても面白く、私の好きな世界観なので今からとても楽しみです。
秋元龍太朗コメント
台本を読ませていただいて、(レオは)重要な役割であるんですが、僕らはヴァンパイアなんですけど、その人間模様、人と人が関わりあっての切なさだったり悲しさがとても綺麗に描かれていて、素敵な作品になると思います。レオは魅力的なヴァンパイアなので、その魅力的な部分を共演するキャストさんやスタッフの皆さんとつくっていければと思います。
ビジュアル撮影のときに、ディミトリ役の石黒さんとご一緒させていただき、ディミトリそのままの存在感が凄まじかったのですが、(石黒さんとの)主従関係が物語にとって重要な部分になると思うので、その関係性をしっかりと築いていきたいです。
杉江大志コメント
この作品は、各々のキャラクターが背負っているものがしっかりあると感じていますので、櫂という役が背負っているものにしっかりと向き合って、この舞台となる作品において、自分の役割をしっかりつくっていけたらと思います。双子の性格は全然違いますけど、正反対の性格のなかでの双子らしさを柏木くんと探していけたらと思っています。
柏木佑介コメント
今日はまさか教会で制作発表をやらせていただくなんて思っていなかったんですが、素敵な会場ですよね。(杉江さんとは)撮影でお会いして、今日で2回目なので、まだお互い探り探りなんですが、柏木佑介として杉江大志くんと深め合っていって、それがそのまま櫂と玲二につながっていくようにしていきたいなと思っています。僕は弟役なんですが、歳は僕のほうが上なので、そこらへんもうまく調節していこうかなと思ってます(笑)
野嵜豊コメント
今回は素敵な作品に出させていただくことになり、とてもうれしく思います。お話をいただいてから、不思議な世界観の中に現実が描かれている原作を楽しく読みました。僕が演じる光哉は、梓先生に恋をする高校1年生で、キラキラしていて自分の気持ちをまっすぐ伝えられるのがうらやましく感じました。僕も同じ高校生なので、高校生を演じられることがとてもうれしいです。先輩方がたくさんいるので、いろいろ学んで、素敵な作品にできたらいいなと思います。
名塚佳織コメント
中盤から後半にかけて物語を大きく動かしていく役どころということで、いい影響を与えていけたらなと思います。実は、2.5次元舞台は初めてでして、今回初めて参加させていただきますので、楽しみながらやっていけたらと思っています。
キムラ真コメント
原作を読んで、水城せとな先生の深い愛を感じました。そして愛についてすごく考えました。この愛をどう伝えようか。恋愛ではなく、生涯をかけて成就する、達成する愛ってどんな気持ちなのかな、どう伝えればいいのかなって思いました。愛についてとても考えさせられる、共感できる作品だと思っています。
さきほどキャストの皆さんに挨拶をしたときに、“みんなの代表作にします!”と言いました。楽しみにしていただきたいと思います。
水城せとなコメント
さきほど(キャストの)皆さんと初めてお会いしました。私の作品は、これまで映像化でドラマや映画はあったのですが、舞台化は初めてです。映像ですと最終的にいろいろ編集を加えて作品になるんですが、舞台となると生身の皆さんがお客様の目の前で演じる、という作品になるので、ドラマや映画に比べて、もっと皆さんの人間力で勝負するところが大きいのかなと思うんです。私の漫画が舞台化できるのかなと思っていたのですが、皆さんにお会いして、お一人お一人が真剣にキャラクターの気持ち、人間性、背負っているものなどを感じ取ってくださっていて、漫画ではキャラクターに関して全部を描いているわけではないのですが、描かれていない部分をお一人お一人が愛情をもって感じ取ってくださると思うので、どういう形で舞台作品になるのか、演出やスタッフの皆さんの力でどういう作品になるのか、私は完全に観客の一人としてできあがりを楽しみにしています。皆さまの熱意と才能にお預けするかたちで、皆さんと一緒に開幕の日を待ちたいと思います。
舞台「黒薔薇アリス」
2017年5月12日(金)~21日(日)
東京都 Zeppブルーシアター六本木
原作:
脚本:
演出:
キャスト
ディミトリ・レヴァンドフスキ:
アリス / アニエスカ:
レオ:
櫂:
玲二:
生島光哉:
菊川梓:蜂谷晏海
あかね:藤原亜紀乃
鳴沢瞳子:
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