今回が初対面となった2人。対談は、志の輔たっての希望で東京・下北沢にて行われた。下北沢は、志の輔が落語家としての活動をスタートさせ、「客を楽しませたい」という創作の原点を見出した思い出の街。立川流一門が落語協会を脱退し寄席に出ることができなかったため、新たに発表の場として選んだのが、下北沢の小劇場だったという。志の輔は、師匠である立川談志の遺した「芸術と芸能の間が大事」という言葉の意味を常に考えている、と語る。そんな志の輔の落語を見た市村は「生きててよかったと思える作品」と大絶賛する。
番組の後半は、市村が「ミス・サイゴン」で7度目の主演を務める東京・帝国劇場に場所を移して展開される。このステージに立ち“壁が鳴る”体験をした市村は、いい芝居とは何かがわかってきたと話す。公演では毎日同じ芝居を繰り返すものの、「昨日のことは忘れて今日の気持ちで歌えば、明らかに昨日とは違う歌になる。昨日ウケたことを意識してはだめ」と語る市村に、志の輔は「落語とは全く逆」とコメント。その真意は、番組を観て確認しよう。
NHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達(たち)市村正親×立川志の輔」
2016年8月13日(土)22:00~22:59
出演:
語り:吉田羊、六角精児
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リンク
- SWITCHインタビュー 達人達(たち) - NHK
- 市村正親公式ウェブサイト
- 帝国劇場 ミュージカル『ミス・サイゴン』
- 志の輔らくごウェブサイト
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