新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」開幕、吉田都「魔法に溢れた心温まる舞台」

2025/2026 シーズン 新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」が昨日12月19日に東京・新国立劇場 オペラパレスにて開幕した。

クリスマス恒例の「くるみ割り人形」が、今年はイギリスの振付家ウィル・タケットによる新制作版となる。タケット版「くるみ割り人形」では、第2幕のお菓子の国で、従来のように各国の踊りを披露するのではなく、可愛らしいスイーツたちが登場する。

開幕に際し、吉田都新国立劇場 舞踊芸術監督は「新国立劇場の冬の風物詩『くるみ割り人形』の新しいプロダクションが初日を迎えました。振付のウィル・タケットさんをはじめ、素晴らしいクリエイティブ・スタッフたちが集結し、ホリデーシーズンにぴったりの魔法に溢れた心温まる舞台をつくり上げてくださいました。ウィルさんは、“ウィル・タケットの”くるみ割り人形ではなく、“新国立劇場バレエ団の”くるみ割り人形として、この作品が成長していってほしいとおっしゃり、私やバレエ・スタッフ、ダンサーたちとみんなでつくり上げる雰囲気を作ってくださいました。そうは言ってもやはり、ウィルさんならではのユーモアが随所に散りばめられておりますので、お見逃しのないようご覧いただけたらと思います。大人の方からお子さんまで楽しめるような作品ですので、ぜひ年末年始は新国立劇場にお越しくださ

い」とコメントした。

出演者には、クララ / 金平糖の精役を務める小野絢子、木村優里、柴山紗帆、米沢唯、池田理沙子、東真帆、ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割り人形 / 王子役を務める井澤駿、奥村康祐、速水渉悟、渡邊峻郁、水井駿介、李明賢が名を連ねた。上演時間は休憩を含む約2時間10分で、公演は1月4日まで。

2025/2026 シーズン 新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」

開催日程・会場

2025年12月19日（金）〜2026年1月4日（日）
東京都 新国立劇場 オペラパレス

スタッフ

芸術監督：吉田都
振付：ウィル・タケット（レフ・イワーノフ原振付による）
音楽：ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

出演

12月19日19:00開演回、23日19:00開演回、25日19:00開演回、28日14:00開演回

クララ / 金平糖の精：米沢唯
ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割りの王子：渡邊峻郁

12月20日13:00開演回、27日18:00開演回、31日16:00開演回

クララ / 金平糖の精：木村優里
ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割りの王子：速水渉悟

12月20日18:00開演回、29日18:00開演回、1月1日14:00開演回、3日18:00開演回

クララ / 金平糖の精：小野絢子
ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割りの王子：李明賢

12月21日14:00開演回、1月2日14:00開演回

クララ / 金平糖の精：池田理沙子
ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割りの王子：水井駿介

12月24日19:00開演回、29日13:00開演回、1月3日13:00開演回

クララ / 金平糖の精：柴山紗帆
ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割りの王子：井澤駿

12月27日13:00開演回、1月4日14:00開演回

クララ / 金平糖の精：東真帆
ドロッセルマイヤーの助手 / くるみ割りの王子：奥村康祐

※65歳以上・学生・中学生以下・障がい者割引あり。