宝塚花組「風の次郎吉」WOWOWで、秋に退団する北翔海莉が鼠小僧を熱演

宝塚歌劇花組の公演「風の次郎吉 ―大江戸夜飛翔―」が、8月にWOWOWライブ「宝塚への招待」にて放送される。

本作は、江戸時代後期に存在したという伝説の盗賊・鼠小僧次郎吉の姿を描いたミュージカル。主人公の鼠小僧次郎吉は、当時専科所属の北翔海莉によって演じられた。北翔は2015年1月に上演されたこの公演からほどなく星組トップスターに就任したが、2016年11月の公演を最後に退団すると発表。今回の放送は、彼女の卓越した歌唱力、演技力、ダンスを目に焼きつけられる貴重なチャンスだ。

私腹を肥やす商人や武士の屋敷に忍び込み、盗んだ大金を貧しい町人たちに分け与える鼠小僧の“昼の顔”は神田近辺で仕事を請け負う、とびの次郎吉。ある日、次郎吉が仲間と居酒屋に集っていると、同心や御用聞きが大勢押し寄せる。呉服屋の主人が鼠小僧に殺害されたと話す彼らは、次郎吉の仲間の青年を鼠小僧として捕らえてしまう。誰がなんのために鼠小僧の名をかたって悪事を働いたのか。次郎吉は無実の仲間を救い出し、真の悪人を捕らえるため、江戸の町へと走り出す。