「Super神話音楽劇『ドラマティック古事記~神々の愛の物語~』」の製作発表が、本日5月18日に都内で行われ、芸術監督・演出・振付を兼任し、自らも出演する
市川森一の「古事記」を原作とし、2013年に始まった「ドラマティック古事記」シリーズは、音楽、舞踊、神話絵画などのさまざまな芸術が融合した音楽劇。9月3日に東京・新国立劇場オペラパレスで行われる今回の公演では、西島の妻・真矢の出演が決定。本作が結婚後初の舞台共演作品となり、2人は劇中でも夫婦役を演じる。
坂元は作品について「神々の物語ではあるが、人間味あふれるこの作品を日本全国に届けたい」とコメント。それを受けて西島は「坂元さんの話にもあったが、古事記の神々は現代の男女の関係性と通ずるものがあり、当時から変わらない『男としての考え方』と『女としての考え方』が存在している。皆さんにもきっと共感してもらえるのでは」と舞台の見どころを語った。
河野は「アメリカ留学からの帰国後、初めて出演した舞台が2013年の『ドラマティック古事記』だったので、非常に思い入れのある作品」とシリーズを振り返り、川越は「これだけさまざまなジャンルで活躍している人が一度に同じ舞台に上がるのは異例なこと。新国立劇場はオペラ歌手にとっての聖地なので気を引き締めて臨みたい」と緊張の面持ちを覗かせる。また浅野は「神々の崇高なエネルギーを身体全体で表現していきたい」と意気込みを見せた。
原作者・市川の妻であり、シリーズ全作品に語り部として参加している柴田は「先行きが不透明な現代の日本において『古事記』が自らの原点について考えるよいきっかけになれば」と市川の思いを代弁し、「今回は1回だけの公演。出演者、スタッフのパワーが集中して素晴らしい公演になる予感がしているのでぜひとも期待してほしい」と述べた。
公私ともにパートナーである真矢に今回求めることは何かという質問に対し、西島は「彼女は元男役として活躍してきたので、男性と女性、どちらの役の気持ちも理解できる。『古事記』ではイザナミが変貌するシーンがあるが、彼女にしかできないイザナミの“柔らかさ”と“強さ”を引き出したい。また、彼女が自分の演出をどのように表現してくれるか楽しみ」と回答。対して真矢は「自分の持ち味は、このシリーズを観客として俯瞰的に観られているということ。今まで吸収したものを大切にして、神であっても嫉妬も失望も経験した女性・イザナミの心象を丁寧に描写したい」と上演にかける思いをあらわにした。
本公演では総勢50名のレディースオーケストラ・Gドリーム21による生演奏が行われ、オープニングゲストとして雅楽演奏家の
「Super神話音楽劇『ドラマティック古事記~神々の愛の物語~』」
2016年9月3日(土)
東京都 新国立劇場オペラパレス
原作:市川森一
神話絵画:マークエステル
芸術監督・演出・振付:
出演:西島数博、
TOMO @snow__whistler
「ドラマティック古事記」西島数博が妻に期待「真矢ならではのイザナミを」 https://t.co/GcSeFtWTaA