西岡徳馬、太宰の晩年作「お伽草紙」2作の朗読に臨む

3

40

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 2 9
  • 29 シェア

三鷹市芸術文化センター 星のホールで行われる毎年恒例のイベント、太宰治作品の朗読会「太宰を聴く 太宰治朗読会」に、今年は西岡徳馬(「徳」は旧字が正式表記)が出演する。

西岡徳馬

西岡徳馬

大きなサイズで見る(全2件)

朗読作品は、誰もが知る昔話を太宰独自の視点で解釈し直した晩年の作「お伽草紙」から選出。頬のこぶを愛でる老人の姿を描いた「瘤取り」、16歳の美少女をウサギに、37歳の醜男をタヌキになぞらえ、恋愛の悲哀をつづった「カチカチ山」の2作を朗読する。

映画や舞台で俳優として幅広く活動するかたわら、近年は後進の指導にも力を入れている西岡。主宰する「ドラマスクール レッドホースヒルズ」では、朗読を必須科目に取り入れている。西岡は「今回久しぶりに『お伽草紙』を読み返してみて、さらにもう一段、太宰治が好きになりました」と語った。

本イベントは、太宰の遺体が発見された6月19日の桜桃忌に合わせて毎年行われており、今年で16回目。会場の三鷹市芸術文化センター 星のホールが太宰の眠る禅林寺の近くにあることから企画され、太宰ファンも多く訪れる。これまでに國村隼、伊原剛志、伊武雅刀、杉本哲太、平田満らが出演してきた。

西岡徳馬コメント

私は四年程前からドラマスクールを開いています。おこがましくも、これから俳優になりたい人、もっと演技を学びたい人達の為にです。その授業の中で最も難しく、又最も力のつくのが朗読です。朗読の表現にはあらゆる演技が含まれると私は考えます。だから我がドラマスクールでは必須科目にしております。さて今回の朗読、如何相成りますやら。ただ、一つだけ確かなことは、今回久しぶりに「お伽草紙」を読み返してみて、さらにもう一段、太宰治が好きになりました。

この記事の画像(全2件)

第16回 太宰を聴く 太宰治朗読会

2016年6月19日(日)
東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール
出演:西岡徳馬

全文を表示

読者の反応

  • 3

古本カフェ・フォスフォレッセンス @phos_bookcafe

「一つだけ確かなことは、今回久しぶりに「お伽草紙」を読み返してみて、さらにもう一段、太宰治が好きになりました。」本文コメント記事より。楽しみですね!~西岡徳馬、太宰の晩年作「お伽草紙」2作の朗読に臨む - ステージナタリー https://t.co/ZknuyYPkZL

コメントを読む(3件)

関連記事

西岡徳馬のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 西岡徳馬 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします