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「ふしぎ遊戯」初のミュージカル化に平野良「かなり表現が広がっている」

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ミュージカル「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」ゲネプロの様子。

ミュージカル「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」ゲネプロの様子。

ミュージカル「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」が、明日4月8日に東京・あうるすぽっとにて開幕する。本日4月7日には、ゲネプロと囲み取材が行われた。

本作は、1990年代に連載された渡瀬悠宇のマンガを原作とする冒険ファンタジー。これまでamipro版の舞台が3度にわたり上演され、2015年3月にはネルケプランニング、アプル制作のもとゴールデンボンバーの喜矢武豊が主演した公演も行われた。初のミュージカルとなる今回はamiproの企画製作により、吉谷光太郎が脚本・演出・作詞を、田中れいなが主人公の夕城美朱役を務める。

囲み取材には田中のほか、鬼宿役の平野良、本郷唯役の坂田しおり、心宿役の寿里、柳宿役の宮地真緒、星宿役の前山剛久が登壇。田中は「演技をするのは4年ぶりとかで、モーニング娘。を卒業して以来の舞台です。前回の舞台『ふしぎ遊戯』を観に行っていて、れいなも出たいなーと思っていたので、話をもらってすごくうれしくて。本格的な俳優の皆さんたちと一緒にできるということで、学べることもたくさんありました」と思いの丈を語る。

平野、寿里、宮地は前回のamipro版からの続投。平野は「初演から4回目の鬼宿。前回はストレートプレイだったのがミュージカルになり、広がりや深みが出て、かなり表現が広がっているのが新しい見どころです。同時に月日が経ちまして、初演の頃26歳だった僕は、今32歳。鬼宿は17歳なので、演出家にももっと若くしてくれないかと言われます(笑)。それが僕の課題です」と笑わせる。もともと原作の大ファンだという宮地は「原作が大好きで、その中でも柳宿は特別。男とか女とか凌駕した存在、そんな柳宿になれることが幸せでいっぱい。今回はミュージカルということで、懐かしくもあり、新鮮な作品になっているなと思います」と微笑んだ。

寿里は「心宿はすごく冷静で残虐。その残虐さを存分に楽しませてもらってます。新しいキャストが入り、新しい風がいろんなものを新しくしてくれています。音楽の力を感じながら稽古をしてました。思いをしっかり伝えたい」と役を演じる醍醐味を語る。初参戦となる前山は、「家族で原作を見てまして、まさか演じるとは思わなかったので、うれしいですけど緊張もありまして。稽古の段階から人一倍努力するように心がけました。鬼宿、美朱、星宿の三角関係が大事になってくるので、美朱や仲間に対する思いを歌に乗せられたら」と意気込んでいた。

同じく初参加の坂田は「アニメや原作をたくさん見てからお稽古に挑んだんですが、正直難しい役で毎日悩みながら稽古に挑んできました」と語り、その理由を「すごく親しくしていた人を裏切る……今まで自分がそんな経験がなかったので、気持ちを作るのが難しかったですし、いろんな気持ちが入り混じって追い詰められることもあります。どうにもならない気持ちが常にあって、でも巫女として精一杯立ってなきゃいけない。基本的には踏ん張ってることが多いですね。寿里さんにはかなり助けられています」と話すと、寿里は「いえいえ……」と謙遜していた。

また田中は座長を務めることについて問われると、「アイドルしてきた奴が、って思われるかなと思って、最初はかなり(カンパニーに)低姿勢で入りました(笑)。座長だから自分がみんなを引っ張るぞというよりも、みんなで一緒に楽しくやりたい気持ちのほうが大きいです。れいなはれいならしく、イエーイ!みたいな感じで円陣もやってて。盛り上げようと思っています」と、自分らしい座長観を展開していた。

ミュージカル「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」は4月8日から17日まで上演。夕城美朱が四神天地書の中に吸い込まれ、巫女として七星士を探す旅に出る、原作冒頭からのストーリーが、全編を彩るさまざまな歌とともに新たに描き出される。重層的なハーモニーや、迫力の殺陣に注目したい。

「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」

2016年4月8日(金)~17日(日)
東京都 あうるすぽっと

原作:渡瀬悠宇(「ふしぎ遊戯」小学館刊)
脚本・演出:吉谷光太郎

キャスト

夕城美朱:田中れいな
鬼宿:平野良
本郷唯:坂田しおり
心宿:寿里
星宿:前山剛久
柳宿:宮地真緒
翼宿:小谷嘉一
軫宿:滝川英治
井宿:橘龍丸
亢宿:服部翼
張宿:富田大樹
少華:栗生みな
睿俔:我善導
太一君:藤宮潤

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