白石加代子主演「愛情の内乱」、川村毅初の「母/家族」がテーマの新作

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川村毅が主宰するティーファクトリーの新作「愛情の内乱」が、5月12日から25日まで東京・吉祥寺シアターで上演される。

ティーファクトリー「愛情の内乱」メインビジュアル

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「愛情の内乱」は、川村が新しい文体を模索する新作3連作シリーズの最終作品。川村にとって初の「母/家族」をテーマに掲げ、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の兄弟たちにインスパイアされた、母と3兄弟の物語を描く。立ち退きを迫られたある家に暮らす、母と次男、そして住み込みの家政婦。ある日、その家のドキュメンタリーを撮りたいと1人の男が訪れるが、そこへ戦争帰りの長男と長年家出していた三男が帰ってきて……。母を白石加代子、長男を文学座の大場泰正、次男を兼崎健太郎、三男を劇団おぼんろの末原拓馬、一家を訪れる男を笠木誠、家政婦を蘭妖子が演じる。

上演にあたり、川村からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

川村毅コメント

私たち21世紀の人間は大転換期の真只中にいると思います。これまで信じられていた思想、概念、社会の仕組みが失効し、新たな像を見出さなければ生きていけない時代に私たちはいます。家族という関係性もそのうちのひとつではないでしょうか。家族愛、母性愛といった概念は、絶対的な善なのだろうか? そう思えずに悩み苦しんでいる人たちも少なくはないのではなかろうか? そんな思いでこの劇を書きました。

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ティーファクトリー「愛情の内乱」

2016年5月12日(木)~25日(水)
東京都 吉祥寺シアター
作・演出:川村毅
出演:白石加代子 / 兼崎健太郎末原拓馬大場泰正 / 笠木誠、蘭妖子

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