渋谷・コクーン歌舞伎の第15弾は「四谷怪談」！獅童、七之助、勘九郎が出演

渋谷・コクーン歌舞伎の第15弾が、6月6日から29日まで東京・Bunkamura シアターコクーンで上演されることが決定。演目は「四谷怪談」であることが、本日2月22日に発表された。

渋谷・コクーン歌舞伎は、1994年に十八世中村勘三郎（当時は中村勘九郎）と演出家の串田和美によって立ち上げられた人気シリーズ。歌舞伎の芯を重んじつつも、現代的な要素を盛り込んだケレン味たっぷりの演出が毎回好評を博している。

シリーズ第1弾の演目は「東海道四谷怪談」。2006年の第7弾ではその第1弾を進化させた「南番」と、「深川三角屋敷の場」に焦点をあてた「北番」という2つのプログラムが上演され、演出の串田和美が「北番」で第14回読売演劇大賞の最優秀演出家賞を受賞するなど話題を呼んだ。

今回は、2006年上演の「北番」をベースにした新演出に挑む。伊右衛門を中村獅童、直助権兵衛を中村勘九郎、お袖を中村七之助、お岩を中村扇雀が勤め、またコクーン歌舞伎でおなじみの片岡亀蔵、笹野高史も出演する。

中村勘九郎、七之助は、「コクーン歌舞伎は父が残してくれた大事な宝箱のようなものです。毎回 何が飛び出すかわからない宝箱を私たち兄弟で一所懸命に汗を流して大事にしていきたいと思います」とコメントしている。