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宮田慶子演出の「オーファンズ」柳下大、平埜生成、高橋和也が熱演

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「オーファンズ」ゲネプロの様子。

「オーファンズ」ゲネプロの様子。

俳優集団D-BOYSの柳下大が主演を務める「オーファンズ」が、東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて目下上演されている。

1983年にロサンゼルスで初演され、日本でも市村正親、椎名桔平、根津甚八など名優たちが演じてきた戯曲「オ―ファンズ」。今作は柳下が演出の宮田慶子に自らオファーし、制作に至った意欲作だ。翻訳は作・演出家の谷賢一が手がけ、より現代日本に合った作品に生まれ変わっている。

「オーファンズ」の舞台はアメリカ・フィラデルフィア。孤児の兄弟・トリートとフィリップと、ふとしたことから一緒に暮らすことになった中年男性・ハロルド、3人の絆を描く。弟のフィリップ役は劇団プレステージの平埜生成、ハロルド役は高橋和也が演じている。ある日兄弟の家にやってきたハロルドのことを実業家と思い込んだトリートは、誘拐を計画。ハロルドを縛り付けると、フィリップに見張りを命じ、また1人出掛けて行く。しかし思惑は外れ、ハロルドと3人で生活することに。ハロルドと接することで、兄弟は人との繋がりや、外の世界を知っていくのだった。

柳下は、暴力で抑圧するという歪んだ愛情でしか弟を守れないトリートをナイーブに表現。平埜は兄の暴力に怯えながらも、日々を楽しもうとする純真無垢な少年を繊細に体現した。そんな兄弟を大らかに包み込む高橋は、父性に満ちた姿が役に説得力を持たせている。「オーファンズ」は2月21日まで東京公演を行ったのち、2月27日・28日には兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演される。

「オーファンズ」

2016年2月10日(水)~21日(日) 
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト

2016年2月27日(土)・28日(日)
兵庫県 新神戸オリエンタル劇場 

脚本:ライル・ケスラー
翻訳:谷賢一
演出:宮田慶子
出演:柳下大、平埜生成、高橋和也 

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