昨日12月27日、東京・Zepp Tokyoで
乃木坂46にとって2012年を締めくくりとなる今回の公演は、14:00からと18:00からの計2ステージが実施された。ライブのオープニングでは生田絵梨花のナレーションを乗せた3月3日の東京・よみうりランドでの握手会イベント映像が上映され、フロアを盛り上げる。そして「Overture」が流れ始めると今年行われた主要ライブイベントの様子が紹介され、ライブのリハーサル映像が流れたあとに1曲目の「制服のマネキン」に突入。ステージ後方から生駒里奈、星野みなみ、生田が現れ、ステージ両サイドからほかの選抜メンバーが加わる。生駒が「イエーイ! Zepp Tokyo、盛り上がっていくぜ!」と叫ぶと、客席の熱気は一気に高まった。選抜メンバー16人がクールな歌とダンスで観客を圧倒すると、そのまま2曲目「音が出ないギター」に続く。ロック色の強いこの曲では、生田が「皆さん、盛り上がっていきましょう!」とフロアを煽った。
最初のMCではキャプテンの桜井玲香は客席に向けて「実は東京でワンマンライブをするのが初めてなんですよ」と語りかけると、続けて西野七瀬が「めっちゃ盛り上がってますよね。歓声もいつもより大きくて、メンバーも声を大きく出さないと聞こえないくらい」と感想を口にする。そして桜井は12月19日に発売された4thシングル「制服のマネキン」がオリコンウイークリーチャートで1位を獲得したことをファンに報告し、感謝の言葉を贈った。
その後も彼女たちは曲によって歌唱メンバーを変えながら、「狼に口笛を」「指望遠鏡」「ハウス!」などシングルのカップリング曲を連発。ライブ中盤では現選抜メンバーの後列8人による「やさしさなら間に合ってる」や白石麻衣、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理のみで歌う「偶然を言い訳にして」などのユニット曲も披露された。さらに「心の薬」では生田のピアノ伴奏のみでメンバー全員が歌唱する、「16人のプリンシパル」公演と同じスタイルでパフォーマンス。スクリーンには同公演のリハーサル映像も映し出され、観客の目を惹き付けた。
またこの日のMCでは「ゆく坂くる坂」と題して、乃木坂46の2012年を1カ月ごとに振り返っていった。彼女たちは1月の選抜発表や2月のCDデビュー、9月の「16人のプリンシパル」公演などのトピックで、それぞれ当時の心境を明かしつつ思い出話に花を咲かせた。そして最後に橋本が「現在2期生を募集してますが、新しいメンバーが入るのは初めてのこと。どうなるかわからないけど、これからも変わらず応援してもらえるとうれしいです」とファンに語りかけ、ライブ終盤戦に突入。メンバー32人で「ぐるぐるカーテン」「おいでシャンプー」「走れ!Bicycle」といったヒットシングルを立て続けに歌い、ライブ本編を終えた。
アンコールでは「WHITE HIGH」と記された白いTシャツを着た白石&高山がステージに登場。2人は橋本と深川麻衣のギター伴奏に乗せて、「渋谷ブルース」を熱唱した。曲中では白石と高山がハーモニーを聴かせる場面もあり、乃木坂46の新たな可能性を感じさせた。一旦会場が落ち着いた空気に変わったところで、今度はメンバー全員で「会いたかったかもしれない」を歌唱。元気いっぱいに踊る彼女たちの姿に、観客は大声援を送り続けた。さらに1曲目に披露した「制服のマネキン」を、今度はメンバー32人でパフォーマンス。間奏では伊藤寧々がロンダートと呼ばれるアクロバティックな技を見せて、会場を大いに沸かせた。そして最後に乃木坂46のテーマソングと言える「乃木坂の詩」を全力で歌い踊り、2時間強にわたるワンマンライブを終えた。
夜公演では一部楽曲を差し替え、昼公演とはひと味違った魅力を提示。MCの「ゆく坂くる坂」コーナーでは昼公演とは異なるメンバーが、それぞれの思い出を語っていった。2公演全てが終了すると、生駒は「(ライブが)終わっちゃったよ。うれしいけどちょっと悲しい」と本音を吐露。そして桜井が「2013年は今年培ったことをバネに、いろんなことに挑戦していきたいと思います。来年も登り坂で駆け進んでいくので、皆さんよろしくお願いします!」と宣言して、デビューイヤーの締めくくりとなるワンマンライブを終了させた。
なおライブ中に発表されたとおり、乃木坂46は3月13日に5thシングル(タイトル未定)をリリースする。このシングルの表題曲を歌う選抜メンバーが1月6日(日)深夜放送のテレビ東京系「乃木坂って、どこ?」で発表されるので、ファンは今後の動向に注目しておこう。
「乃木坂46 Zepp Live in Tokyo」セットリスト
昼公演
00. Overture
01. 制服のマネキン
02. 音が出ないギター
03. 狼に口笛を
04. 指望遠鏡
05. ハウス!
06. やさしさなら間に合ってる
07. せっかちなかたつむり
08. 偶然を言い訳にして
09. 春のメロディー
10. 涙がまだ悲しみだった頃
11. 失いたくないから
12. 心の薬
13. ぐるぐるカーテン
14. おいでシャンプー
15. 走れ!Bicycle
<アンコール>
16. 渋谷ブルース
17. 会いたかったかもしれない
18. 制服のマネキン
19. 乃木坂の詩
夜公演
00. Overture
01. 制服のマネキン
02. 人はなぜ走るのか
03. 狼に口笛を
04. 指望遠鏡
05. ハウス!
06. やさしさなら間に合ってる
07. せっかちなかたつむり
08. 偶然を言い訳にして
09. 春のメロディー
10. 左胸の勇気
11. 白い雲にのって
12. 心の薬
13. ぐるぐるカーテン
14. おいでシャンプー
15. 走れ!Bicycle
<アンコール>
16. 渋谷ブルース
17. 会いたかったかもしれない
18. 制服のマネキン
19. 乃木坂の詩
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