サ上とロ吉、3時間ワンマンで「パイセン引きずり降ろす」

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サイプレス上野とロベルト吉野が9月22日に東京・代官山UNITにてワンマンライブ「サイプレス上野とロベルト吉野とよっしゃっしゃっす∞~無限~『東京公演』」を行った。

サイプレス上野とロベルト吉野

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写真左からサイプレス上野とロベルト吉野、渡辺俊美。

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サイプレス上野とロベルト吉野

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写真左からサイプレス上野とMACCHO(OZROSAURUS)。

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彼らが東京でワンマンを行うのは実に3年ぶり3度目となる。会場には多くのファンや彼らの友人が集まり、開演前から温かい雰囲気を作り上げていた。しかし、今回彼らが最初にプレイしたのは「日本語ラップKILLA★」。この曲は最新アルバム「MUSIC EXPRES$」のラストに収録された楽曲で、「日本語ラップ、さようなら」という台詞から始まるシリアスなナンバーだ。そして同じく最新作から「3年ぶり3度目」「よっしゃっしゃっす〆」と明るい曲調ながらも日本語ラップシーンへの真摯なメッセージ持った楽曲が続いた。

だが、日本語ラップシーン屈指のエンターテイナーとして知られる彼らは、おなじみの代表曲「Bay Dream ~フロム課外授業~」などで一気にオーディエンスのハートを鷲づかみにする。「ちゅうぶらりんのまま生きてきたけど、やりたいことが見つかったから、まっすぐ進むだけだ!」という上野の熱いMCから「ちゅうぶらりん」を歌唱。メロウなサビでは観客とともに、この日最初の合唱が巻き起こった。

続いてサ上とロ吉の盟友NONKEYが登場すると、下品なトークで会場をアジテートする。上野とNONKEYによるデブをテーマにしたラップを2人で披露すると、会場は爆笑とともに和やかな雰囲気に。さらにMIC大将がステージ現れ、上野とのユニット七夕野郎の楽曲から「食」「プロ」「銭湯態勢」という2人の青春時代についてのナンバーを歌唱した。そして「素敵な仲間」「自己紹介」「PRINCE OF YOKOHAMA」「サ上とロ吉」といった定番ナンバーでは、観客も笑顔でハンズアップや歓声で一緒にライブを作り上げていった。

地元紹介コーナーともいえる「ヨコハマジョーカー」「YOKOHAMA LAUGHTER」「空っぽの街角 REMIX」「ヤサの詩」では横浜のさまざまな側面を面白おかしく歌った。また、「ヤサの詩」終盤ではZZ PRODUCTION所属の謎みっちゃんが一升瓶片手にステージに登場。曲が終わるや否や「カンパイ」コールが行われ、客席に一升瓶が振る舞われる。ステージも客席も酒が回ったところで、渡辺俊美もステージに登場して「ready to drunk」が披露された。さらに「MASTERSオブお家芸」「BUMP」では俊美のギターと吉野のスクラッチが相俟って、カオティックなヒップホップサウンドを作り出していた。

次に登場したのは京都のRYUZO。ピュアなヒップホップ愛を歌ったこの「START LINE」を絶妙のマイクリレーで再現してみせる。「IT'S MY TURN」「担当者不在」「女喰ってブギ」などライブの人気曲がパフォーマンスされるが、レコーディング作品とは違うトラックを使用することでいつも以上にドープな雰囲気を作り上げていく。

吉野の「後半戦、突っ走る準備はいいか!?」という絶叫とともにボムされたのは「ゴメンナサイ」。フィーチャリングボーカルにサイトウ“JxJx”ジュン(YOUR SONG IS GOOD)が登場し、サ上とロ吉との絶妙なパートーナーシップでオーディエンスのテンションを一気に最高潮まで持っていく。そして彼らの代表曲「WONDER WHEEL」でピースな雰囲気が作り出され、観客も笑顔でサビを合唱した。

そしてクライマックスは、サ上とロ吉のライブではおなじみとなった「HIPHOP体操」。しかし、この曲の前には「今日のライブで『HIPHOP体操』を封印します」と衝撃的な宣言が。その理由について上野は「俺たちはここから前に進まなきゃならないから、『HIPHOP体操』は今日で最後です」と語る。そして会場みんなで楽しく体操をした後、本編最後の曲「MUSIC EXPRES$」で「まだまだ行けるはず / 俺たちはまだまだイケてるハズ」と力強く歌い切った。

アンコールでは、ZZ PRODUCTIONがステージに現れて恒例のばか騒ぎがスタート。さらに観客として遊びにきていたKEN THE 390とLBが急遽ステージ上がって「PROP」をパフォーマンスする。そして「バウンス祭り」「帰れコール」「よっしゃっしゃっす〆」を披露した。ライブの最後には「今日はもう何回言ったかわからないけど、みんな本当にありがとう。俺たちはこれからクリエイティブなことをたくさんやって、パイセンたちを引きずり降ろそうと思ってます!」と力強くコメント。その直後に「引きずり降ろすって言われちゃったよー」と“ハマの大怪獣”ことMACCHO(OZROSAURUS)が笑いながらステージに登場。サプライズゲストの登場にザワつく観客たちに、2人は共作曲「ヨコハマシカ」の制作を発表する。絶叫にも似た歓声の中で笑いと感動の東京ワンマンライブは幕を閉じた。

サイプレス上野とロベルト吉野とよっしゃっしゃっす∞~無限~「東京公演」セットリスト

01. 日本語ラップKILLA★
02. 3年ぶり3度目
03. よっしゃっしゃっす〆
04. サ上とロ吉
05. Bay Dream ~フロム課外授業~
06. ちゅうぶらりん
07. OH! WHAT A CONTENTS(オ・ワ・コ・ン)
08. GOLD DIGGER feat. NONKEY
09. 食 feat. MIC大将
10. プロ feat. MIC大将
11. 銭湯態勢 feat. MIC大将
12. 素敵な仲間
13. 自己紹介
14. PRINCE OF YOKOHAMA
15. サ上とロ吉
16. ヨコハマジョーカー
17. YOKOHAMA LAUGHTER
18. 空っぽの街角 REMIX
19. ヤサの詩 feat. 謎みっちゃん
20. ready to drunk feat. 謎みっちゃん
21. MASTERSオブお家芸 feat. 渡辺俊美
22. BUMP feat. 渡辺俊美
23. START LINE feat. RYUZO
24. NEXT EPISODE
25. IT'S MY TURN
26. 担当者不在
27. 女喰ってブギ
28. 健康 feat. MIC大将
29. 魔太郎が来る
30. DOOR
31. ゴメンナサイ feat. サイトウ"JxJx"ジュン(YOUR SONG IS GOOD)
32. WONDER WHEEL
33. HIPHOP体操
34. MUSIC EXPRES$
<アンコール>
35. ZZ BBQ feat. ZZ PRODUCTION
36. PROP feat. KEN THE 390, LB, ZZ PRODUCTION
37. バウンス祭
38. 帰れコール
39. よっしゃっしゃっす〆

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