デモ音源が3週連続1位、馬場俊英が9分超え組曲緊急発売

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馬場俊英のニューシングル「馬場俊英EP1~平凡」が4月25日にリリースされる。

馬場俊英

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昨年末全国8カ所で行われたツアー「BABA TOSHIHIDE LIVE TOUR 2011~平凡なヒーローたちによろしく」のライブ会場限定で、尾崎豊のプロデューサーでもある須藤晃とのデモセッション音源「平凡 DEMO SESSION 20110817 馬場俊英×須藤晃」を販売していた馬場俊英。今回のシングルはこのデモ音源を正式レコーディングし、馬場俊英自身の名前を冠にしてリメイクした作品となる。

須藤晃とデモセッション音源を録音したのは、馬場が10枚目のオリジナルアルバム「HEARTBEAT RUSH」をリリースする際に、尾崎豊の名曲「僕が僕であるために」をドラマのエンディグテーマとしてカバーしてほしいと須藤から依頼を受けたことがきっかけ。その制作過程で意気投合した2人は、スタジオに入って語り合ったりギターをでセッションしたりしながら、3時間かけてデモ音源を完成させた。

このデモ音源はライブ会場で5000枚以上を売り上げたものの、完成前の音源ということからラジオなどではオンエアされていなかった。しかし、かねてから馬場俊英とのコラボ企画などを北海道で展開してきたSTVラジオ「牧とのりおのスーパースクランブル」の番組ディレクターがこのデモテープを入手。レコード会社にオンエアを熱望して完成前音源をラジオで流したところ、リクエストが殺到しSTV各番組に波及。デモ音源にもかかわらずリクエスト番組「STVラジオTop50」で3週連続1位という快挙を果たしている。

デモバージョンの「平凡」は5分強の曲だったが、今回シングル「馬場俊英EP1~平凡」に収められる完成バージョンは別の曲と合体した9分を超える組曲となった。一般的にシングル曲は4分前後の曲が主流な中、あえて9分を超える大作で勝負することについて、プロデュースを務めた須藤晃は「この日本を、この地球を回しているのは、額に汗して家族を守り続け、平凡な暮らしを切り盛りしているお父さんでありお母さんであるというのは、今の時代に最も強烈なメッセージなんだと実感させられました。平凡なれど、それに勝るものなし。この歌が迷走する時代の突破口になることを祈ります」と説明している。

シングルには「平凡」のほか、カップリングとして「幸せのウェイティングリスト」「吊り橋」「オオカミの歌」も収録。なお発売日の4月25日は、尾崎豊が亡くなって20年目の日となる。

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