LE SSERAFIM初東京ドーム公演終幕、SAKURAは11年ぶりにドームの舞台に立つ

7

235

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 55 177
  • 3 シェア

LE SSERAFIMが11月18、19日に東京・東京ドームにて、ワールドツアーのアンコール公演「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME」をを開催した。この記事では2日目の模様をレポートする。

「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME」初日の様子。(P)&(C) SOURCE MUSIC

「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME」初日の様子。(P)&(C) SOURCE MUSIC

大きなサイズで見る(全9件)

「HOT」でドームを熱く盛り上げる

「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME」はLE SSERAFIMにとって初の東京ドーム単独公演。5thミニアルバム「HOT」の1曲目「Born Fire」が流れる中、ダンサーたちがセンターステージで踊って会場の士気を高めると、KIM CHAEWON(キム・チェウォン)、SAKURA(サクラ)、HUH YUNJIN(ホ・ユンジン)、KAZUHA(カズハ)、HONG EUNCHAE(ホン・ウンチェ)がメインステージに舞い降りた。序盤は「HOT」の収録曲が続く。ノリのいい「Come Over」ではステージがせり上がり、火花の演出も楽曲のムードを盛り上げた。

HONG EUNCHAE(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC

HONG EUNCHAE(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC [拡大]

黒いセクシーな衣装からメタリックな衣装にチェンジしたLE SSERAFIMは、舞台の下から中継で観客を盛り上げ、せり上がってステージに再登場。花火の演出の中でダンサーを従えて「EASY」を披露し、堂々としたステージングでFEARNOT(LE SSERAFIMファンの呼称)を熱狂させた。

FEARNOT、私の仲間になれ!そして「SPAGHETTI」を披露

LE SSERAFIMは今回のツアーのハイライトを飾ってきた「Fire in the belly」のシンガロングパートをFEARNOTと一緒に歌い、来場者の心をひとつにしたあと、「SPAGHETTI」に収録されている爽快感あふれるロックチューン「Pearlies (My oyster is the world)」を歌唱。KIM CHAEWONの「FEARNOT、私の仲間になれ!」というフレーズをきっかけに始まったラテンフレーバーの「Fire in the belly」では、5人の情熱的なパフォーマンスが会場を熱くさせた。

KIM CHAEWON(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC

KIM CHAEWON(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC [拡大]

レザーの衣装に着替えたLE SSERAFIMは「SPAGHETTI」を披露し、その中毒性の高いサウンドでFEARNOTをさらなる熱狂の渦へと巻き込んでいく。ここからはLE SSERAFIMの真骨頂であるダンスで魅せるパートが続き、「Eve, Psyche & The Bluebeard's wife」「CRAZY」、そしてHUH YUNJINがサングラスをかけてパフォーマンスする「1-800-hot-n-fun」も披露。恒例となった“Saki”探しも行われ、5人に選ばれたFEARNOTはのちのMCパートで推しのKIM CHAEWONから投げキッスのプレゼントを受けた。

マイメロ&クロミと「Kawaii」コラボ

またMCパートではHUH YUNJINのサングラスをHONG EUNCHAEとKAZUHAが拝借してポーズを決めたり、KIM CHAEWONがソロで歌唱するNetflixシリーズ「匿名の恋人たち」主題歌「告白(Confession)[Japanese Version]」をアカペラで披露したりと、FEARNOTにはうれしいやり取りが続々。その後は「FEARLESS」「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」「ANTIFRAGILE」とキラーチューンが連投され、5人のパワフルな歌とダイナミックなダンスで大盛り上がりのうちに本編の幕が閉じた。

アンコール1曲目は、Netflixシリーズ「My Melody & Kuromi」の主題歌で、星野源によるプロデュースも話題を集めた「Kawaii (Prod. Gen Hoshino)」。マイメロディとクロミも駆け付け、キュートなステージが展開された。ファンキーな日本4thシングル「DIFFERENT」を軽快に届けたあと、5人はそれぞれ思いを語る。

マイメロディ、LE SSERAFIM、クロミ。(P)&(C) SOURCE MUSIC

マイメロディ、LE SSERAFIM、クロミ。(P)&(C) SOURCE MUSIC [拡大]

バレエ少女に過去の自分を重ねたKAZUHA

KAZUHAは「先日あったサイン会に来てくださったお父さんFEARNOTの方が『今バレエをがんばっている娘と観に行きます』と話してくれたんですね。私自身もバレエをがんばっているときに、お父さんと一緒にライブを観たのがきっかけだったので、そのときと同じような状況の誰かが東京ドームに来てくださっているということが感慨深いなと思いました。まだまだ挑戦の毎日ですが、これからも成長する姿をお見せしていくので、私の姿を見て勇気や何かを踏み出すきっかけになればいいなと思います。この2日間本当に幸せでした」と、過去の自分のようなファンの存在に胸を打たれ、背中を押されたエピソードを披露。HONG EUNCHAEは「一生懸命走り続けてきたすべての瞬間が走馬灯のように頭をよぎり、こんなに幸せでもいいのだろうかと思うくらいに幸せな時間でした。昨日と今日こんなに多くのFEARNOTの皆さんを自分の両目で見て、今まですべての瞬間FEARNOTは横にいてくれたんだなと思い、泣きそうにもなり、ありがたいなと思いました。どれ1つをとっても大切ではなかった舞台は絶対にありませんが、でも念願だったこの舞台はこれからもずっと忘れないと思います。今までもそうだったようにこれからもお互いの力になりながら、より強い結び付きのLE SSERAFIMとFEARNOTになれたらいいなと思います。今のように私たちが一緒にいればもしかするともっと素敵な夢が叶うかもしれないという気もします」と思いを述べた。

KAZUHA(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC

KAZUHA(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC [拡大]

SAKURA、14年間のアイドル人生を振り返る

HKT48のメンバーとして2014年に東京ドームの舞台に立ち、11年ぶりに東京ドームに凱旋したSAKURAは「11年前、東京ドームに立ったときはこのステージがどういう意味か、私はまだわかっていなくて先輩方の背中を見つめていた記憶があります。11年後、こうして東京ドームにもう一度立ってみるといろんな感情が湧いてきてあの日の先輩方の気持ちが少しわかりました。アイドルとして14年間生きてきたんですが正直大変な思いもたくさんしてきたし、もしアイドルという道を選んでいなかったらどんなふうになっていたかなと考えたこともあります。14年間アイドルをしてきてたくさんの夢を叶えられたけど、その代わりにたくさんのことを諦めてきたし、たくさんの人に出会えたけれど、だからこそたくさんの人との別れも経験しました。それでもあの日々を乗り越えた先に今日のこの景色が待っているなら、私は生まれ変わってもきっとアイドルの道をまた選ぶだろうなと思います」と、13歳の頃HKT48のメンバーになり、IZ*ONEでの活動を経て、LE SSERAFIMを結成し、ここまで歩んできた日々を振り返る。応援してくれているファンへ感謝を伝え、「今日という日が私たちにとってもFEARNOTにとっても大切な1日になっていたらうれしいです。泣いちゃったけどうれし涙です。私もとっても幸せでした。今日という日をありがとうございました」と涙ながらに思いを語った。

SAKURA(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC

SAKURA(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC [拡大]

これからもっと大きな夢を見ようね

KIM CHAEWONは「こんなにもたくさんのFEARNOTの前でステージに立つことができて本当に幸せでした。私にとって夢の舞台であるこの場所で公演をほぼ終えてコメントをしている瞬間、とても幼い頃から隠れて歌を歌い踊っていた子供の頃のことが頭に浮かんできます。夢を育み、あきらめなかった過去の私に本当にありがとうと言いたいし、祝ってあげたいです。みんなにもそれぞれ夢があると思います。とんでもないと思うような夢であっても、人目を気にすることなく一歩ずつ夢に向かって進んでいってほしいです」とFEARNOTへエールを送る。HUH YUNJINは東京ドーム公演の開催がスタッフから告げられたときのことを一筋の希望として考えながら大変な日々も乗り越えてきたことを明かし、「『HOT』のステージはFEARNOTに向けて『私たちはまだ熱いです。そしてこれからも熱いです。(これから出会う苦難にも)打ち勝っていきます』という宣言をしているように聞こえました。FEARNOTと私たちは言葉にしなくても通じ会えるなにかがあると信じています。昨日と今日、皆さんもそうだったんじゃないかなと思います。ここまで導いてくださって本当に本当にありがとうございます」と感謝。スタッフやメンバーにも感謝の思いを伝え、5人で抱き合うと、「同じ夢を見てくれてありがとう。これからもっと大きな夢を見ようね!」と決意を新たにした。

HUH YUNJIN(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC

HUH YUNJIN(LE SSERAFIM) (P)&(C) SOURCE MUSIC [拡大]

そしてHUH YUNJINは「今日が東京ドームでの最後の日で映画のラストシーンのように感じます。でも私は本当に本当にこれが新しい始まりで新しいチャプターだと思っています。決して皆さんにとって恥ずかしくないアーティストになります。夢を見てもいいんだということをまた信じさせてくれたのはFEARNOTですから、また夢を叶え、素敵な場所へ連れていきます」と堂々宣言。ほかのメンバーたちも東京ドームでFEARNOTと再会することを約束し、HUH YUNJINは「今ここからがスタートです」と「Perfect Night」と「No-Return」のパフォーマンスへとつないだ。

感動的なムードで終わったアンコールの空気は、ダブルアンコールの「CRAZY (EDM ver.)」によってアッパーな空気に塗り替えられ、LE SSERAFIMらしい盛り上がりの中で東京ドーム公演は大団円を迎えた。

セットリスト

「2025 LE SSERAFIM TOUR 'EASY CRAZY HOT' ENCORE IN TOKYO DOME」2025年11月19日 東京ドーム

Intro Performance:Born Fire
01. Ash
02. HOT
03. Come Over
Intro Performance:Good Bones
04. EASY
05. Swan Song
06. Flash Forward
07. Blue Flame
08. So Cynical (Badum)
09. Impurities
10. The Great Mermaid
11. Pearlies (My oyster is the world)
12. No Celestial
13. Smart
14. Fire in the belly
15. SPAGHETTI (Member ver.)
Intro Performance:Chasing Lightning
16. Eve, Psyche & The Bluebeard's wife
17. CRAZY
18. 1-800-hot-n-fun
19. FEARLESS
Intro Performance:Burn the Bridge
20. UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)
21. ANTIFRAGILE
<アンコール>
22. Kawaii (Prod. Gen Hoshino)
23. DIFFERENT
24. Perfect Night
25. No-Return
<ダブルアンコール>
26. CRAZY (EDM ver.)

この記事の画像(全9件)

読者の反応

  • 7

Bami @Mcmooney20

@natalie_mu 👏👏👏

コメントを読む(7件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 LE SSERAFIM の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。