あらすじ&宮舘の役どころ
原浩が第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した小説の実写映画「火喰鳥を、喰う」は死者の日記を起点とするミステリーホラー作品。物語は、ある日、久喜雄司のもとに謎の日記が届くところから幕を開ける。その日記は、雄司の祖父の兄であり、かつて戦死したはずの貞市が記したもの。「火喰鳥、喰いたい」と生への執着がつづられたその日記を読んだ日を境に、雄司と妻・夕里子の周囲では不可解な現象が次々と起こり始める。主人公の雄司役を水上、夕里子役を
「火喰鳥を、喰う」が映画単独初出演作となる宮舘が演じるのは、どこか危うい空気をまとった謎めいた男・北斗総一郎。怪異現象に精通する北斗は、大学時代の後輩である夕里子からの依頼を受け、彼女と雄司の身に降りかかる不可解な現象の調査に乗り出す。しかし次第に、夕里子に対して常軌を逸した執着を見せ始め、雄司と夕里子、そして彼らを取り巻く人々を翻弄していく。出演にあたって宮舘は「エンターテインメントを届ける身としましては、宮舘涼太としても(これまでとは)違ったジャンルですし、新たな一歩を踏み出せたというのもこの作品のおかげだと思っています」とコメントしている。
スタッフ、共演者の宮舘評
プロデューサーの横山和宏は、北斗について「ヒロイン・夕里子の旧知の間柄で怪異現象への造詣が深い人物で、無遠慮なほどの夕里子への執着とともに非現実的なことを理屈付けする山師的な怪しさを併せ持っています」と説明。また宮舘のキャスティング理由について「宮舘さんが時代劇や舞台等で培われたお芝居とともに、ご自身が持つ高潔で情熱的な一面がそのキャラクター像に繋がるのではと思い、今回オファー致しました」と述べ、「主人公・雄司役の水上さんと夕里子役の山下さんとの三角関係を構築する役の上でも、宮舘さんの存在感は際立っており、彼以外に北斗役は考えられません」と語っている。本作を手がけた
主演の水上は、北斗という難役に挑んだ宮舘の現場での様子を「すごく難しい役ですし……絶対的な『こういうふうにあるべき』というものがない役なので、(当初は)やっぱりすごく迷われていました」と振り返り、「舘さんのご経歴というか、お立場の方が、僕らの前で『悩んでいる』っていうことを包み隠さずにちゃんと明かしてくださっていたので、その姿はやっぱり僕は信用できるなと思いました」とコメント。ヒロイン・夕里子役の山下も「たくさんあった長台詞もほとんど失敗せずに完璧にこなしていらっしゃって。軽々やっているように見せつつ、すごく努力の方なんだなというところもお見受けしました」「根がすごく明るくて、みんなを和ます力を持っているからこそ、あの北斗の独特な空気感を自ら考えて作り出していらっしゃるところがすごく面白くて、ずっとお芝居を観ていたいなと思えるような方でした」とリスペクトを込めて語った。
宮舘涼太(Snow Man)コメント
撮影を終えた感想
本読みの時はキャストの皆さんも初対面の方々ばかりだったので、北斗という役をアピールするためにも準備をしていたのですが、(実際に本読みに臨むと)僕の予想を遥かに超えていて。北斗は役柄としても説得力や本編を引っ張っていく重要な役だと自覚していたので、「これはちょっとがんばらないとな」と感じました。実際に現場でお芝居をしてみると、皆さんと話し合いながら作り上げていくという過程が、今回とても大きかったなと思いました。みなさんに助けていただきながら北斗というキャラクターを演じ切ることができたかと思います。
“本木組”について
大変ありがたいことに、本木監督とご一緒させていただくのは今回で(「映画 少年たち」以来)2回目で、本読みの前の段階からお会いさせていただきました。“北斗ってこういうことだよね”とか、監督が思う北斗像というものを一からお話しさせていただきながら、ともに北斗というキャラクターを作り上げていった感じはありました。監督の中でのビジョンがすごくはっきりされているので、僕が持っていた北斗像と監督が思い描く北斗像が、劇場ではリンクして映っているんじゃないかなと思います。
映画の公開に向けて
Snow Man というグループに所属しているのですが、単独での映画出演は今回が初めてです。こんなに長台詞を言うのは今まで経験をしたことがなかったですし、(劇中では)特殊メイクもさせていただいて……。エンターテインメントを届ける身としましては、宮舘涼太としても(これまでとは)違ったジャンルですし、新たな一歩を踏み出せたというのもこの作品のおかげだと思っています。この作品に巡り会えたことも自分としてはありがたいことですし、どんな映像に仕上がっているのかということもすごく楽しみです。
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Snow Man宮舘涼太、映画単独初出演作で怪演 原浩の小説「火喰鳥を、喰う」実写版で物語のキーマンに https://t.co/6ktKvFR1U8