berry meetがZeppワンマン メジャーデビューに感極まり、おとなりさんから「泣くな、たく!」

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berry meet史上最大規模のワンマンライブ「berry meet ONEMAN LIVE 2025 SPRING『花だより』」が昨日3月23日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。

「berry meet ONEMAN LIVE 2025 SPRING『花だより』」の様子。(撮影:タチバナジン)

「berry meet ONEMAN LIVE 2025 SPRING『花だより』」の様子。(撮影:タチバナジン)

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タイトルにちなんだ華やかなステージ

berry meetとおとなりさん。(撮影:タチバナジン)

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berry meetは2022年7月8日に結成された、たく(Vo, G)、たなかり(B)、いこたん(Dr, Cho)からなるスリーピースバンド。バンド名には「たくさん会いたい」という意味が込められている。ポップなサウンドやさまざまな恋愛を描く歌詞、男女混声のコーラスワークが話題となり、楽曲「あのさ」「図星」「月が綺麗だって」「溺愛」のミュージックビデオの再生数は100万回を突破している。

たく(Vo, G)(撮影:タチバナジン)

たく(Vo, G)(撮影:タチバナジン)[拡大]

ステージを覆う黒いカーテンが開くと、「花だより」という公演タイトルにちなんだ、桜や木々のオブジェで飾られた彩り豊かなステージがお目見え。たく、たなかりはいこたんのもとに集まって「berry meet、オー!」と気合いを入れると、ベリミの決意表明を込めた「旅路」できらびやかなアンサンブルを奏で、ライブをスタートさせた。いこたんのピュアな歌声が響く「キリギリス」のあとには、変則的なビートの「純情」、アグレッシブなギターが光る新曲「脳内告白」という世界観の異なるラブソングが畳みかけられた。

素敵な恋が終わると……

たなかり(B)(撮影:タチバナジン)

たなかり(B)(撮影:タチバナジン)[拡大]

たくのアコギの弾き語りで始まったのは、クリスマスソング「月が綺麗だって」。至上の愛がつづられたこの曲では天井のミラーボールが月のように光りを放ち、ロマンチックなムードを演出する。そんなしっとりした空気も束の間、ポジティブなメッセージが込められた「煌めき」では軽快なロックサウンドに合わせて、おとなりさん(berry meetファンの呼称)が拳を突き上げた。

たくはギターを弾きながら恋について語り始める。「ずっと残ったままの恋がある人がいると思うんだ。すごく素敵な恋っていうものは終わった瞬間に、凶器になることがあると思うんだよ。苦しくて悲しい気持ちになったけど、それでも……」とぽつりぽつりと思いを伝え、そのまま、「君に出会えてよかったと 今でもそう 思うのです」と「そうじゃなくて」のフレーズを歌った。その後、初披露の「疲れちゃった」、ライブ定番曲の1つ「結婚式には呼ばないで」という恋の終わりを表現した2曲を続けた。

ずっとステージに立ち続けたい

いこたん(Dr, Cho)(撮影:タチバナジン)

いこたん(Dr, Cho)(撮影:タチバナジン)[拡大]

いこたんの力強いドラムソロで観客から歓声が沸く中、疾走感のある「嘘」へ。真っ赤に染まるステージで、たくの軽快なギターカッティングやたなかりのスラップベースが熱いグルーヴを生み出した。この曲を終えると、たくは「英語のタイトルでは『I want to die』つまり『死にたい』と付けました」と切り出し、「全部投げ出して今すぐ消えちゃいたい日もあったけど、今の僕はそうじゃない。僕らを待ってくれてる人がこんなにもいて、支えてくれる人がいて。そんな人たちのために愛を持って生きて……生き切ってずっとステージに立ち続けて、僕は死にたいと思ってそういうタイトルを付けました。僕が一番好きな曲です」と思いを伝える。次の曲は「星になりたい」。たくにとってひと際思い入れの強いこのバラードソングを、メンバーは優しく丁寧に紡ぎ上げた。そして本編はこのワンマンのために制作された春ソング「花だより」で締めくくられた。

泣くな、たく!

「berry meet ONEMAN LIVE 2025 SPRING『花だより』」の様子。(撮影:タチバナジン)

「berry meet ONEMAN LIVE 2025 SPRING『花だより』」の様子。(撮影:タチバナジン)[拡大]

アンコールでは、たくが「みんなにお知らせがあります。喜んでくれると思うんだ」と前置きし、「2025年7月8日、berry meetがユニバーサルミュージックよりメジャーデビューします」と発表。3人で喜びを表現するように爆音を轟かせると、会場がおとなりさんの歓声と拍手に包まれる。たなかりは「素敵な日を一緒に作ってくださってありがとうございます。日々応援してくださる皆さんのおかげです。もっともっとたくさんの方にberry meetを知ってもらえるようにがんばっていきます」と決意を口に。いこたんは「ユニバーサル ミュージックの方となら、夢みたいなことが現実になるような気がして、これからおとなりさんと歩いていく未来がワクワクでいっぱいです」と涙ぐみながら語る。涙で声を詰まらせるたくには、観客から「泣くな、たく!」というエールが。そんな言葉を受け止めながら、彼は「いやー、みんなびっくりでしょ? 僕が一番びっくりしてる。このberry meetっていうバンドに真摯に向き合ってきた自信があるので、今は何も臆さず、何もへりくだることなく胸を張って言えます。このバンドでメジャーデビューできること、いこ(いこたん)とかりん(たなかり)とバンドをやってることを誇りに思います」と思いをあふれさせた。3人はファンに捧げるようにラストソング「溺愛」を披露。ベリミとおとなりさんがエネルギッシュなコール&レスポンスやハンドクラップで盛り上がる中、全員の頭上に銀テープが舞い、ライブはにぎやかな幕引きを迎えた。

銀テープが舞うZepp DiverCity(TOKYO)。(撮影:タチバナジン)

銀テープが舞うZepp DiverCity(TOKYO)。(撮影:タチバナジン)[拡大]

berry meetは結成記念日である7月8日にメジャー1stフルアルバム「白昼夢、結んだ言葉は花束に」をリリース。11月から2026年1月にかけて、アルバムのタイトルを冠した全国ツアーを行う。

セットリスト

「berry meet ONEMAN LIVE 2025 SPRING『花だより』」2025年3月23日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. 旅路
02. 図星
03. キリギリス
04. 純情
05. 脳内告白
06. 月が綺麗だって
07. 煌めき
08. あのさ
09. 疲れちゃった
10. 結婚式には呼ばないで
11. 嘘
12. 星になりたい
13. 花だより
<アンコール>
14. 溺愛

公演情報

berry meet ONE-MAN TOUR 2025-2026「白昼夢、結んだ言葉は花束に」

2025年11月9日(日)東京都 Shibuya Milkyway
2025年11月23日(日・祝)愛知県 DIAMOND HALL
2025年11月24日(月・振休)福岡県 DRUM LOGOS
2025年11月28日(金)広島県 Live space Reed
2025年12月6日(土)石川県 Kanazawa AZ
2025年12月12日(金)北海道 札幌PENNY LANE24
2026年1月10日(土)香川県 DIME
2026年1月12日(月)宮城県 Rensa
2026年1月17日(土)大阪府 NHK大阪ホール
2026年1月22日(木)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

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田中大輔DT@LINE MUSIC @daisuketa18

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