音楽業界の主要5団体である日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会が設立した一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)。この団体による新たな音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN」の今年のエントリー作品が発表された。
国内最大規模の国際音楽賞「MAJ」
「MUSIC AWARDS JAPAN」、通称MAJは「世界とつながり、音楽の未来を灯す」というコンセプトを掲げる国内最大規模の国際音楽賞。5月21、22日に京都・ロームシアター京都にて第1回目の授賞式「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO」が開催される。これに向け、本日3月13日にクリス・ペプラーと市川紗椰による進行のもと、アーティストをはじめとした音楽関係者が投票するエントリー作品の発表会が行われた。
5月の授賞式で表彰されるのは、最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞など主要6部門をはじめとする全62部門。その内訳は24部門の楽曲カテゴリー、14部門の海外楽曲カテゴリー、3部門のアルバムカテゴリー、11部門のアーティストカテゴリー、4部門の共創カテゴリー、ライブカテゴリー1部門、ミュージックテックカテゴリー1部門、そして4部門のアライアンスカテゴリーとバラエティに富んでいる。韓国、中国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの音楽賞と連携した海外特別賞、ライブ動員数の多かったアーティストを讃えるラージェスト・ライブ・オーディエンス賞、音楽産業にグローバルに貢献した日本のミュージックテックを讃えるミュージックテック功労賞、全国99局のラジオ局と連動した「ラジオ特別賞 Best Radio-Break Song」、一般リスナーの参加によって受賞作品を決定する部門も用意されている。
今年のMAJにエントリーされた作品やアーティストの数は、全部門合わせて約3000。最優秀楽曲賞に256曲、最優秀アーティスト賞に167アーティスト、最優秀アルバム賞に171作品、最優秀ニュー・アーティスト賞に61アーティスト、Top Global Hit from Japanに100曲、最優秀アジア楽曲賞に24曲が選ばれた。エントリーされた楽曲は、Spotifyにて「museum」という形でプレイリストに集約される。さらに各部門ごとのプレイリストがdヒッツをはじめとする各音楽配信サービスにて配信される。部門の詳細や全エントリー作品は、MAJのオフィシャルサイトにて確認を。
延べ5000人の音楽人によるエントリー作品への投票は本日スタート。4月17日にはエントリー作品への投票結果をもとにノミネート作品が発表される予定で、その後最終投票を経て各部門の受賞作品が決定する。5月22日の授賞式の模様はNHKにて生中継される。さらに2日間の様子がMAJのグローバルストリーミングパートナーであるYouTubeにて全世界に向けて生配信される。
海を超えて活躍する新しい学校のリーダーズが登壇
本日のエントリー発表会には、ゲストとして
また、本日の会見では今年のMAJを象徴するアーティスト「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」がYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)に決定したことも発表され、細野晴臣による音声メッセージが紹介された。5月20日には京都・国立京都国際会館でYMOのトリビュートコンサートが行われる予定。出演アーティストなどの詳細は追ってアナウンスされる。
細野晴臣 コメント
YELLOW MAGIC ORCHESTRA、みんなYMOと呼んでいますけど、いまだに若い人が聴いてくれたりしてます。ファンレターを読むと、「『ライディーン』を聴いてます」とか、中学生の女の子が手紙くれたりするんです。ということは、YELLOW MAGIC ORCHESTRAっていうのはまだ生きてるんだなと。メンバーは僕だけになっちゃいましたけど、音楽っていうのは生き残っていくということは実感しています。メインストリームという気持ちは一度もないですが、それでもYMOの業績もあるのだろうなとつくづく痛感しております。そして今回の「MUSIC AWARDS JAPAN」、こういう新しい動きの中の1つの柱として、YMOを取り上げていただけることは、とても光栄なことだと思っています。ありがとうございました。
お〜ぶ(orb) 新しい夜明け @kinoboribanana
@natalie_mu 折角なので
細野晴臣さんと新しい学校のリーダーズの邂逅がどんな化学反応を起こすのか試して欲しかった、、、笑