the quiet roomは、菊池遼(Vo, G)が体調不良のため休養が必要との診断を受け、2月よりライブ活動をキャンセルしていた。休止期間中に菊池から解散の申し出があり、メンバーおよびスタッフで話し合いを重ねた結果、長い年月の中での細かなすれ違いや、心情を乗り越えてバンドを続けていくことが難しかったことなどを理由に解散するという結論に至った。
the quiet roomは1月より東名阪ワンマンライブ「Tour 2024-2025『いま、偶然を抱き寄せて』東名阪ワンマン編」の開催を予定していたが、1月に大阪公演を行ったあと、2月の愛知公演は菊池の体調不良を理由に延期となっていた。菊池の体調が改善し、ライブを行う許可が降りたため、3月21日のを東京公演を実施できることになり、本公演をもって解散することとなった。
菊池は「15年間続けてきたバンドを解散することにしました」という書き出しでコメントを発表。解散に至った素直な思いを述べつつ、「ラスト一本、今まで関わってくださったすべての方々に感謝を込めて一音一音を大切に演奏します。ライブハウスでお待ちしております」とファンに呼びかけている。
なお今回の解散発表に伴い、2月に延期がアナウンスされていた愛知公演は振替公演がなくなり、4月以降に予定していた公演もすべて中止となった。チケットの払い戻しなどの情報は追ってオフィシャルサイトに掲載される。
the quiet roomは2010年に茨城県水戸市で結成されたロックバンド。「閃光ライオット」ファイナリスト選出、「RO69JACK」優勝など新人発掘オーディションで注目される。2024年1月には自身最大規模の会場となる東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)でのワンマンライブを行った。
菊池遼(Vo, G) コメント
15年間続けてきたバンドを解散することにしました。
メンバー、スタッフ、関係者のみなさん、そして何より今まで応援してくださったファンのみなさん、期待を裏切ることになってしまい本当に申し訳ありません。
体調不良のため一ヶ月ほど休養をいただき、それが自身を見つめ直す機会になったように思います。今までの人生を振り返り、何度も自問自答を繰り返した結果、バンドを辞めるという選択に思い至りました。
半生を費やしたthe quiet roomは私のすべてと言っても過言ではありません。ずっと大切にしてきたかけがえのないものです。それでも、自らの責任で一度リセットしなければならないと決意しました。
今まで支えてくれたひとりひとりの顔が鮮明に浮かびます。チームと共に決めた大きな目標、ステージからファンのみなさんに話した夢、音楽を通して出会った友人たちと語り合った未来。約束を果たすことができず、本当にごめんなさい。
重ねて、メンバーには事前に相談ができずひとりで辞めるという決断をしてしまったこと、三人で長年続けてきたバンドをこういった形で終わらせてしまうこと、そして体調不良とはいえ多数のライブをキャンセルして迷惑をかけてしまったこと、謝っても謝りきれません。深く反省しています。
メンバー・スタッフと話し合い、また医師からの許可もおりたので、3月21日の恵比寿LIQUIDROOMワンマン公演は開催することになりました。現状のベストが届けられるように調整していきます。
ラスト一本、今まで関わってくださったすべての方々に感謝を込めて一音一音を大切に演奏します。ライブハウスでお待ちしております。
Tour 2024-2025「いま、偶然を抱き寄せて」東名阪ワンマン編
2025年3月21日(金)東京都 LIQUIDROOM
the quiet roomのTV・ラジオ出演情報
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