昨日12月1日の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演「RYUTist LAST HOME LIVE ありがとね、ほんとにね。」をもってメンバー3名全員が卒業し、グループ活動を無期限休止したRYUTist。9月に卒業を発表してからの3カ月間を“ありがとねほんとにねSEASON”と題し、1人でも多くのファンに感謝の気持ちを届けるために数多くのライブを行ってきた彼女たちは、”LAST HOME LIVE”の前日、所属レーベル・PENGUIN DISCのオーナー・南波一海ととともにトークライブを行い、卒業を目前にしたさまざまな思いを語った。
「アーティストでこんな幸せなことない」
“ありがとねほんとにねSEASON”の中で通常のツアーのほか、楽曲提供アーティストとのツーマンやメンバーのプロデュース公演など、多くのライブを重ねてきたRYUTist。カバー曲がセットリストの多くを占めた五十嵐夢羽のプロデュース公演を皮切りに攻めた内容のライブが増えていったとのことで、横山実郁が「メンバーのアイドル魂というか、単なるライブじゃなくて何かしてやろうと。自分たちで自分たちの首を絞めていました(笑)」と回想すると、宇野友恵も「同じことをしたくないっていう思いで臨んだら、大変なことになりました(笑)」とこの3カ月間を振り返った。また2023年4月にリーダー佐藤乃々子が卒業し、グループが3人体制になったときのことに話が移ると、横山は「RYUTistはやっぱり4人がベストだったんだなと思われたくなくて、それぞれが必死で何ができるかを考えました」と真面目かつストイックな姿勢で活動に臨んできたことを明かした。
南波の質問により、話はよりディープな方向へ。卒業が決定したときの心境を聞かれると、横山は「メンバー個々の幸せを考えたときに(卒業が)前向きに決まったんですけど、RYUTistのことを考えると、これはファンの方を裏切ることになるんじゃないかと思いました」と答え、宇野は「最後まで最高のRYUTistでいようという気持ちで、今まで通りがんばろうと思いました」と当時の胸中を語る。“ありがとねほんとにねSEASON”のライブを通してグループがさらなる進化を見せていったことについて、南波が「9月以降すごい上昇している中、めっちゃ幸せな時期に卒業なんですよね」と述べると、横山は「アーティストでこんな幸せなことないですよね。メンバーと話し合ってたんですよ。落ちていく中で辞めるのは絶対に嫌だって。RYUTistはカッコよく終わらせたいって」と力強い口調で言葉を続けた。
RYUTistと北海道西興部村の縁
ここで特別ゲストとして、RYUTistがこれまでに何度も訪問し、遠い距離を隔てて交流を深めてきた北海道西興部村より、ゲストハウスGA.KOPPERのオーナーである浅野和氏が登場。RYUTistのライブにたびだび登場してきた西興部村の“ゆるくないキャラ”コッパーさんの“マネージャー”で、ファンにとってもおなじみの存在である浅野氏は、メンバー3人に手紙入りの薬莢を手渡す。猟師としての一面も持つ彼ならではのプレゼントで観客を和ませたかと思えば、RYUTistと西興部村のこれまでの交流をまとめた映像、西興部村の住人からのメッセージを上映し、メンバーの涙を誘った。
RYUTistと西興部村の関わりは深く、過去には村人がバンドを組み、RYUTistの楽曲「きっと、はじまりの季節」を演奏。同曲の“西興部ver.”の音源が制作された。「きっと、はじまりの季節」は
“RYUTist唯一のお友達”も登場
さらにこの日はもう1組のスペシャルゲストが。PENGUIN DISCのレーベルメイトである
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RYUTistが“LAST HOME LIVE
”前日にトークライブ開催
活動休止への思い、特別ゲスト2組との縁
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