余命宣告された俳優の主演映画に中孝介「遺書の書き方」

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2012年5月に公開される映画「ビターコーヒーライフ」の主題歌が、中孝介の楽曲「遺書の書き方」になることが決定した。

左が中孝介、右が入川保則。

左が中孝介、右が入川保則。

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この映画は、今年3月に末期の直腸がんで余命半年であることを公表した72歳の俳優、入川保則の遺作として制作されたもの。入川は現在神奈川・厚木市内の病院に入院中で、自分の死期を恐れず従容として受け入れ、延命治療や手術などはせず、すでに葬儀の手続も行っている。

主題歌「遺書の書き方」は中孝介が10月にリリースしたアルバム「キセキノカケラ」の収録曲で、中村中が作詞作曲を担当。ショッキングなタイトルではあるが、死を意識することで生きる喜び、そして幸せを願う気持ちがあふれるという楽曲になっている。余命を宣告されながらも幸せを感じて今を生きている入川の状況と、歌詞の内容、そして「ビターコーヒーライフ」の内容がリンクしていることから主題歌に起用された。

主題歌に決定したことを受けて、中孝介は入川保則が入院している病室を訪問。楽曲について入川は「初めて聴かせてもらったときに泣けました」と語り、また中孝介の「がんの宣告を受けて何か変わりましたか?」という質問に、入川は「1日1日を大切に生きようと思ってる。今は毎日が楽しくてしょうがない。朝、目が覚めた時今日も生きてると感じる。それが嬉しい」と元気に答えた。

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