Juice=Juice植村あかり、コンプレックスだった笑顔を武器に!14年のアイドル人生に幕

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大好きです。あーりーがとう!

植村あかり

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アンコール後、きらびやかなドレスを身にまとった植村は1人でステージに登場。新たな旅立ちを思わせるソロ曲「Brilliance of memories」を、さわやかに歌い上げた。

穏やかな表情の植村は、「お手紙を書いてきたので、私の話口調で皆さんにお届けできたら」と、思いを語り始める。「気付いたらJuice=Juiceに加入して11年が経っていました。大阪で“関西の研修生”という形でダンスレッスンをさせていただいて、その頃から数えると14年目になります」と感慨深げ。「私のヘナチョコな人生にJuice=Juiceという素晴らしい道をくださったつんく♂さん、スタッフの皆さん、支えてくれた友達、家族、そしてJuice=Juiceファミリー、メンバー。みんなの存在のおかげでここまで来ることができました」と感謝の思いを口にする。

植村は、2015年6月から約1年4カ月かけて225公演を行い、総移動距離約6万8000km、“地球1周半分”を回ったライブツアーに触れつつ、「Juice=Juiceにしか成し得なかったことを、みんなと経験できたことは一生の宝物です。ライブ中は、ネガティブな気持ちを持ってこないことを約束にステージを楽しんでいた私ですが、そのことを言葉で伝えずとも、みんなは率先して笑顔でJuice=Juiceを囲んでくれましたね。本当にありがとうございます」と目に少し涙をにじませた。

さらに植村は「つんく♂さんが強い歌詞を書いてくださるから、私たちも自然とたくましくなれました。Juice=Juiceの強さ、自由さはすべてそこから来たものだと思います」と、恩師へ謝意を伝える。今回のツアータイトル“1=LINE”を例に挙げ、「リーダーになるタイミングで、Juice=Juiceの真ん中にいる“=”のような、これからをつなげていく存在になれたらと思い、ここまでやってきました。“=”という記号は、どこまでも平行線で対等。私たちは“1=LINE”で、皆さんとも平行に、いつまでも“おあいこ”のような存在でいられているのかなと思います。11年、酸いも甘いも噛み分けてきたけど、最後に残るのは幸せな気持ちしかなかったです」と胸中を語った。

植村あかり

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そして「私のあかりという名前は『明るい道をたどって、いつまでも明るく照らしていけるように』というのが由来。当初はコンプレックスだった自分の笑顔を好きになれたきっかけもJuice=Juiceファミリーの皆さんとの時間。今では笑顔は私の武器の1つになりました」と胸を張る。

植村は「Juice=Juiceを愛してくれて、Juice=Juiceを見つけてくれてありがとう! 皆さんが明日からもキラキラな毎日を送れるよう応援しています。大好きです。あーりーがとう!」と伝えると、2枚の便箋を会場に見せ、内容が白紙の1枚と、「あーりーがとう」の一言だけが書かれた手紙であったことを明かし、ファンを驚かせる。すべてのメッセージを伝えきった植村は「あー、緊張した! ありがとうございました!」と胸をなでおろした。

Juice=Juiceをつないでいく、4代目リーダー・段原瑠々の決意

Juice=Juice

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その後、純白の衣装に着替えたメンバーが植村のもとへ。卒業ソングとして歌い継がれる「続いていくSTORY」、大団円にふさわしい楽曲「Wonderful World」を歌唱。最後の挨拶ではメンバーたちが、植村への思いを語った。

川嶋は「加入したとき、植村さんと『一生泣きません』と約束したから、今日は泣かないように目をカピカピにさせてきました」と、メンバーと観客の笑いを誘い、最年少の遠藤彩加里は号泣しながら「今回のツアーは、植村さんやファンの皆さんとたくさんアイコンタクトが取れてうれしかったです」と語る。石山も涙をこらえながら「これからも私たちの背中をドンって押してください!」と植村に視線を送った。

江端妃咲は「植村さんは最初に私のことを“えば”と呼んでくださった先輩。植村さんがイジってくださらなかったら今の“悪ガキ”キャラもなかったです。たくさん感謝しています」と笑顔を見せる。入江里咲は、この公演の本番中、舞台裏で植村がメンバーに指輪をプレゼントするサプライズを仕掛けていたことを明かし「最後の最後まで植村さんの愛を感じました。その愛を受け継いでがんばっていきます」と宣言。有澤は「私が壁にぶち当たったとき、植村さんは『自分が信じてる音楽をやっていいんだよ』と言って助けてくれました。植村さんが伝えてくださったことは私が引き継ぎますので、ご安心ください!」と決意を新たにした。

続く松永は、観客の声出しが禁止されていたコロナ禍のライブの際、楽屋で植村と話したことを回想し「うえむらしゃんに『ライブの楽しみが、わからなくなった』と言ってしまったことがある」とエピソードを明かし「今では武道館にこんなにたくさんの方が集まってくださって、ライブの楽しみを感じることができて本当にうれしい。Juice=Juiceをもっと大きな舞台に連れて行きたいです」と目標を掲げる。「植村さんと過ごすのが幸せで、煽っちゃったりする」と語った工藤由愛は「結局(植村の)手のひらの上で転がされて『あー、叶わないな』って思うまでが楽しい時間で、タコ、胸いっぱでした!」と発言し、会場を笑いで包んだ。

こぶしファクトリーの解散を経て、2020年にJuice=Juiceに加入した井上は、当時を振り返り「植村さんにかけていただいたとある言葉のおかげで、Juice=Juiceへの仲間意識がすごく芽生えました」と涙を浮かべる。そして植村からリーダーを引き継ぐ段原瑠々は「最後のオリジナルメンバーを送り出すことになって、妹じゃなくなってしまうのが少しさみしい。オリジナルメンバーさんのうしろで踊っているときの無敵感。ずっとずっと憧れで、『こんなカッコいい人たちいるんだ』と肌で感じた感動を、今後も伝えていきたいです。大好きな植村さんが愛してくださったJuice=Juiceを続けて、頼もしい後輩たちと進んでいけたらと思います!」と力強く表明した。

最後に植村は「Juice=Juiceが全部を賭けて、凝縮したものを届けられる場所がライブだと思っているので、これからもたくさん楽しい空間を作っていってほしいです。近くからJuice=Juiceファミリーとして応援しています。これからもJuice=Juiceをつないでいきましょう! 3代目リーダーの植村あかりでした!あーりーがとうございました!」と叫ぶ。ラストは前向きなナンバー「Goal~明日はあっちだよ~」で植村の卒業公演は幕を閉じた。

セットリスト

「Juice=Juice Concert Tour 2024 1=LINE 植村あかり卒業スペシャル」2024年6月14日 日本武道館

01. 私が言う前に抱きしめなきゃね(MEMORIAL EDIT)
02. Borderline
03. トウキョウ・ブラー
04. ロマンスの途中
05. 好きって言ってよ
06. イジワルしないで 抱きしめてよ
07. おあいこ
08. ポツリと
09. 愛・愛・傘
10. 銀色のテレパシー
11. FUNKY FLUSHIN'
12. メドレー
 天まで登れ!
 五月雨美女がさ乱れる(MEMORIAL EDIT)
 伊達じゃないよ うちの人生は
 CHOICE & CHANCE
 大人の事情
 チクタク 私の旬
 アレコレしたい!
13. ナイモノラブ
14. プライド・ブライト
15. Fiesta! Fiesta!
16. 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
17. GIRLS BE AMBITIOUS
18. Magic of Love
<アンコール>
19. Brilliance of memories / 植村あかり
20. 続いていくSTORY
21. Wonderful World
22. Goal~明日はあっちだよ~

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